【Strikeforce】8/21に向け、キング・モー&フェイジャォン
21日(土・現地時間)テキサス州ヒューストンのトヨタセンターで開催されるStrikeforce「Houston」に出場するストライクフォース世界ライトヘビー級王者キング・モーと、彼に挑戦するハファエル・フェイジャォン、そしてボビー・ラシュリーに加え、対戦相手のチャド・グリッグスのメディアカンファレンス・コールが行なわれた。
【写真】作戦の重要性を口にすることが多いキング・モー。入場のパフォーマンスとは裏腹にセンシティブな性格の持ち主からもしれない…… (C) KEITH MILLS
基本的に次回大会の対戦について質問がなされるなか、空気の読めない質問がファイターにぶつけられることもあるカンファレンス・コール。今回もストライクフォース世界ライトヘビー級王者のモーに対し、まるで前日のPPVを見たままに、「アンデウソン・シウバと戦うことになれば」という所属もウェイトも無視した質問があった。
それに対し、「分からない。もし、誰でも倒せるかと尋ねられると、俺は誰でも倒せると答える。誰と戦っても問題ない。誰と戦おうが、それぞれに適した作戦を用いる。ママ以外なら、誰と戦おうが関係ない。ファブリシオ・ベルドゥムと戦うことだって平気だ。ヘビー級で数戦ぐらい戦うことも問題ない。戦うことがまずプライオリティで、ベルトは2番目だ」と、モーは返答している。
次回の対戦について、キング・モー&ハファエル・フェイジャォンの受け答えは以下の通り(要約)
キング・モー
「フェイジャォンはノックアウトを狙ってくるだろう。決して、サブミッションでなく。彼はグラウンドの練習もしているけど、自分も十分にやっている。サブミッション・ディフェンスには自信があるから、寝技になっても構わない。
自分にとって、大変なのはトレーニングであって、試合じゃない。俺には5、6通りのゲームプランがあり、そのなかから適した戦術を用いて戦っている。もし、効果的でなければ他のプランを実行すればいい。
ゲガールと戦ったときも、殴ってフラストレーションを溜めさせてからテイクダウンに行くつもりだったけど、いきなりハードに攻めてきたので、すぐにテイクダウンを奪うことにしたんだ。
俺はまだ2年しかキャリアがない。フェイジャォンは戦歴もトレーニング歴も俺より長い。IFLでフェイジャォンが大暴れしていたのを覚えている。ファンは俺とビッグネームの戦いが見たいかもしれないけど、そんなことは関係ない。キャンプ中は自分がアンダードッグのつもりで練習しているよ。
俺の好きなボクサー、バーナード・ホプキンス(※WBC、WBA、IBF、WBO、4団体の統一世界ミドル級王者)のような動きをしたい。上手くいかなければ、ポール・ウィリアムス(元WBO世界スーパーウェルター級&ウェルター級王者)のような動きになるかもしれない。いずれにせよ、新しい姿を見せることになる」
ハファエル・フェイジャォン
【写真】キャリア9勝2敗、12戦目の世界王座挑戦となるハファエル・フェイジャォン (C) ESTHER LIN /Strikeforce
「この試合のためだけでなく、夢を実現させるために、6年間猛練習を繰り返してきた。ファイターはフルタイムで、ファイターでないといけない。食生活を管理し、ウェイトを気にして健康であるようにね。
キング・モーは寝技を嫌がるだろう。どんな展開になろうが、問題ない。スタンドならスタンド、グラウンドならグラウンド、彼が望むところで戦うよ。観客のみんなが喜ぶ試合になることは間違いないよ」
■8/21 Strikeforce主要対戦カード
<世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]キング・モー(米国)
[挑戦者]ハファエル・フェイジャォン(ブラジル)
<世界ミドル級王座決定戦/5分5R>
ティム・ケネディ(米国)
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
KJ・ヌーン(米国)
ジョージ・グーゲル(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ボビー・ラシュリー(米国)
チャド・グリッグス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)
ネイト・ムーア(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
ロッキー・ロン(米国)