【RIZIN44】金原、ギロチンのピンチを凌いでグラウンドで圧倒。元王者クレベルに判定勝利
【写真】まさに公開練習で話した「スタンド」「先手を取る」がポイントになる試合展開だった(C) RIZIN FF
<フェザー級/5分3R>
金原正徳(日本)
Def.3-0
クレベル・コイケ(ブラジル)
金原がいきなり左フックを叩き込む。クレベルは右の前蹴りで距離を取るが、金原は左ボディで飛び込む。さらに金原は右のオーバーハンド、右ストレートを打ち込む。クレベルは距離が詰まると首相撲にとらえてヒザ蹴り。金原はすぐに離れる。クレベルは右のカーフキック、金原は左フックから右ストレートを打つ。
クレベルは金原にロープを背負わせて首相撲からヒザ蹴り。これを効かせたクレベルが投げでテイクダウンし、そのままマウントへ。クレベルがヒジを落とすと、金原もすぐにガードに戻す。立ち上がったクレベルが踏みつけを見せると、金原がダブルレッグに入ってスクランブルの展開へ。ここでクレベルがギロチンを狙う。金原が頭を抜いて脱出すると、インサイドガードでトップキープしてヒジを落とす。
2R、金原が左の三日月蹴り・左ボディ。クレベルが組みつこうとすると、金原は右のヒザ蹴りを狙う。クレベルはそのまま金原をコーナーに押し込むが、金原はすぐに脱出する。
打撃で距離を取る展開が続く中、金原がシングルレッグからテイクダウンを奪う。金原は肩固めのクラッチで上体を固めてパスガードを仕掛ける。腕のクラッチは外れる金原だが、細かくパンチを落とし、パスガードを仕掛けながらヒジとパンチを連打。金原がニアマウントを取ると会場が大きくどよめく。
3R、前に出るクレベルが右フック。金原も右ストレートを返し、クレベルのパンチに合わせて組み付いてテイクダウンを奪う。バックを狙う金原だが、クレベルも前転して足関節を仕掛ける。
ここからスクランブルの展開になると、金原がトップキープする、金原はパスガードを仕掛けながら、クレベルの動きに合わせてバックへ。金原は殴りながら腕をたすきがけにし、クレベルが立ち上がってもバックキープする。
そのままテイクダウンした金原はパンチを入れながら、正対するクレベルからトップキープする。ここでも金原は肩固めを狙いながらパスガードを仕掛け、クレベルはハーフガードでそれを必死に凌ぐ。この態勢のまま試合終了となり、金原が判定3-0で勝利。元王者クレベルを撃破し、RIZINフェザー級トップ戦線に一気に躍り出た。