【UFC117】ヒューズ快勝に「オールドレスリング・ムーブさ」
■第8試合 ウェルター級/5分3R
マット・ヒューズ(米国)
Def.1R3分15秒/ギロチンチョーク
ヒカルド・アルメイダ(ブラジル)
ベイエリアのファンに大歓声で迎えられたマット・ヒューズ。基本、左へ回りながらアルメイダのパンチを捌いていく。右ハイを見せたヒューズに、アルメイダも左ハイを返すが、互いに慎重な立ち上がりとなる。
左ジャブで牽制するアルメイダは、ヒューズのローにパンチを合わせていく。組みついて首相撲の状態になっても、自ら距離を取るアルメイダ。体格で劣るヒューズがやや圧されている印象のなか、左一発でダウンを奪う。
組みついてダメージを誤魔化そうとしたアルメイダだったが、ヒューズは左腕越しにがぶりから体重を掛けていく。腰を浮かし、後方に立ち上がろうとしたアルメイダは、ヒューズが力を込めると、両ヒザをつき、ついには動きを止めてしまった。
衝撃的な失神一本勝ちにも、「オールドレスリング・ムーブさ。ブラジリアンにレスリングの技で勝てて嬉しい」とクールなヒューズ。まだまだ王座復帰を目指せる力を持つことを証明した一戦となった。