【ONE FF34】ヒジ・ヒザが乱れ飛ぶ死闘。ヒザで攻めたムアンタイがヨードレックペットに競り勝つ
【写真】至近距離で交錯するヒジ×ヒザはまさにムエタイらしい激しさ(C)ONE
<ムエタイ 138ポンド契約/3分3R>
ムアンタイ・ PK・センチャイ(タイ)
Def.3-0
ヨードレックペット・オー・アッチャリア(タイ)
お互いサウスポーの両者。ムアンタイがジャブと前蹴り、右インロー・ミドルを蹴る。ヨードレックペットは下がりながら左ローを蹴り返す。プレッシャーをかけて右の前蹴り・ミドルを蹴るムアンタイ。ヨードレックペットは左ボディストレート、蹴り足をとってからの右アッパー。
首相撲になるとムアンタイは離れ際に右ハイキック、距離が離れるとジャブ・左ヒジを見せる。ヨードレックペットは首相撲になると左ヒジ。ヨードレックペットは前に出てヒジとロー、ムアンタイはジャブ・右ヒジで迎え撃つ。
2R、ムアンタイは右ヒジと右ハイ、ヨードレックペットは右アッパーと左ヒジで前に出る。ムアンタイは首相撲から離れ際の右ハイ。ヨードレックペットが右アッパーから左ストレートを2連打すれば、ムアンタイは立てヒジ・打ち下ろしのヒジとヒジ打ちを連打する。
ヨードレックペットは距離を詰めて左ボディ、首相撲になると左ヒジをムアンタイのアゴ先に叩き込み、これでムアンタイが口から流血し、ドクターチェックが入る。
再開後、ムアンタイは右ヒジ・右ハイ。ヨードレックペットは左ストレートを効かせ、右フックから左ストレート・左ヒジ。ムアンタイもヒザ蹴りで応戦するが、ヨードレックペットが右フックを当てて左ヒジ、ボディブローを叩き込む。
3R、ムアンタイは右ミドル・右ハイ・右ヒザ蹴り。ヨードレックペットは右フックから左ストレート、ガードを固めて前に出る。ムアンタイはそこにテンカオ(掴まないヒザ蹴り)を突き刺して譲らない。
ヨードレックペットは首相撲から左ヒジ、距離を詰めて右アッパーとヒジ。ムアンタイは徹底してヒザ蹴り。ヨードレックペットのヒジとムアンタイのヒザが何度も交錯。最後はムアンタイが右ハイキック、ヨードレックがパンチから左ローを蹴って、試合終了となった。
判定はヒザ蹴りが評価されてムアンタイが勝利。ムアンタイは「自分の攻撃で判定になっても自信はあったけど、攻撃を受けていたことも確かだ。蹴りを狙っていたけど、上手くハマらなかったのでヒザに切り替えた」、ヨードレックぺットは「自分を誇りに思う。歴史的な試合ができた」と試合を振り返り、激闘を繰り広げた両者に35万バーツのボーナスが贈られた。