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【MGL-1FN06】ナラントンガラグの愛弟子が、キムラでヒヤリもナモーンゲレルに判定勝ち

<MGL-1 FCライト級挑戦者決定戦/5分3R>
ナムナンバヤル・トール(モンゴル)
Def.2-1
ナモーンゲレル・アムガランバートル(モンゴル)

ダギースレン・チャグナードルジをセコンドに帯同したナムナンバヤルが、体重オーバーでイエロースタートのナモーンゲレルに左フックを打っていく。ナモーンゲレルは右ロー、サウスポーのナムナンバヤルに右ハイを繰り出す。インローで前足を削られたナムナンバヤルは、左のクロスも右ストレートを先に届かされてしまう。

ナモーンゲレルのハイキックをがードして、テイクダウンを奪ったナムナンバヤルはスクランブルからクリンチになると、ボディロックテイクダウンを決める。ハーフで上を取ったナムナンバヤルは頭を押し付けて抑えて、細かいパンチを落とす。ナモーンゲレルが立ち上がるのに任せて、スタンドに戻ったナムナンバヤルは右インローを蹴られる。そのローにナムナンバヤルがフックを合わせて、姿勢を乱したナモーンゲレルからトップを奪取したところで初回が終わった。

2R、右に左を合わせたナムナンバヤルは、打ち出しが分かりやすいナモーンゲレルの右をかわし、蹴りを掴んでテイクダウンを決める。三角狙いを担いでパスしたナムナンバヤルは、サイドからマウントへ。ナモーンゲレルが暴れ、ブリッジをすかされて背中を取られる。ナムナンバヤルはRNC狙いも乗り過ぎて、抑えが甘くなって立ち上がられると、キムラに取られ寝技に持ち込まれる。

タップをしておかしくないほど腕を捩じられたナムナンバヤルだが、タップしない。ナモーンゲレルは、上四方で頭を跨がないような形でアメリカーナに移行したが極め切ること──いやタップを奪うことはできなかった。

最終回、肩が状態が心配なナムナンバヤルは左ストレートから、続いて右のパンチも見せる。ナムナンバヤルは左のロングが空振りするが、ナモーンゲレルも手数が少ない。ナモーンゲレルは前に出てロングフック、間合い取りなおしてジャブを伸ばす。ナムナンバヤルは左フックから左ストレート、さらにカウンターやフックと左一本の攻撃になっているか。

ナモーンゲレルは、その後も目立った攻撃がないままボディロックテイクダウンを許してしまう。ハーフで抑えたナムナンバヤル、ここはキムラを警戒してスペースを与えない。ボディロックでクラッチを組むなど、徹底して腕を取らせないで抑えるナムナンバヤルは、その分パンチもなく時間が進んだ。残り10秒を切っても、抑えたナムナンバヤルが判定勝ちを手にした──が、両者とも経験不足を露呈した試合内容だった。


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