【UFC116】ボーナーがヒザ一閃、ソジンスキーにリベンジ
■第8試合 ライトヘビー級/5分3R
ステファン・ボーナー(米国)
Def.2R3分8秒/TKO
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
【写真】乱打戦に終止符を打ったヒザ蹴りからのパウンド。TUFシーズン1ファイターの健在ぶりをTUFシーズン8ファイターに見せつけたが、トップを目指すなら足を止めない打ち合いが必要だ (C) ZUFFA
2月のオーストラリア大会で、ヘッドバットでの流血ながら、TKO負けを喫したボーナーにとってはケジメの一戦。いきなり距離を詰めて、拳を交換する両者。距離を取ると、今度はローを蹴り合う。ソジンスキーの左ローをキャッチし、テイクダウに成功したボーナー。ガードを取るソジンスキーをケージに押し込むが、ソジンスキーは腕十字からスイープのような形で態勢を入れ換えようとする。ボーナーもすかさず立ち上がると、再び打撃の交換へ。
スピニングバックキックを受け止め、バックを奪ったソジンスキーは、距離をとって逃げようとするボーナーを追いかけ、パンチを放っていく。ケージ際で打ち合う両者、ボーナーがテイクダウンを狙うと、ソジンスキーがヒザから左をヒットさせる。またも足を止めて打ち合いになるが、互いに攻め疲れもあり動きはスローに。
2R、ディフェンス無用の殴り合いを演じるボーナーを左でぐらつかせたソジンスキー。ケージ際で足を止めて殴り合うと、組みついてボーナーをケージに押し込む。態勢を入れ換えたボーナーが、距離を取ってパンチを見せると、ソジンスキーも頭を下げたまま拳を振るう。
疲れたソジンスキーがテイクダウンを狙うが、ここでも態勢をいれかえたボーナーが逆にダブルレッグからテイクダウンを奪うことに成功する。シングルの形を取りたいソジンスキーからバックを奪ったボーナーは、向かい合ったところで首相撲からヒザが突き上げる。顔面にヒザを直撃されたソジンスキーが、ヒザをついて前方に崩れると、ボーナーがパウンドの連打へ。ソジンスキーの動きが止まると、レフェリーのマリオ・ヤマサキが試合をストップした。