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【ONE FF03】バンコクでロシアン対決。前進を止めないバルシコフが、バブキンから3-0判定勝ち

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
イヴァン・バルシコフ(ロシア)
Def.3-0
ドミトリー・バブキン(ロシア)

バンコクでロシアン対決──左ハイを見せたバルシコフだが、左フックを被弾して姿勢を乱す。バルシコフは左ジャブを伸ばし、バルシコフが右ボディストレートを返す。左ミドルを蹴ったバブキンに対し、バルシコフも右フックから左ジャブを打っていく。バルシコフはシングルを取る仕草を見せるもバブキンがワンツーを打つ。ここでバルシコフがダブルレッグへ。足をエプロンに出したバブキンが小手を巻いて耐える。

バルシコフはアンクルピックを仕掛けるが、テイクダウンは奪えずブレイクが命じられた。ワンツーで左ボディフックを入れたバルシコフは、続くヒザが急所に入るもインターバルに不満そうな表情を浮かべる。すぐリスタートされ、バルシコフが組んでコーナーに押し込む。エルボーを打ちつけるバブキンは、離れようとしたバルシコフに組んでバックへ。キムラから引き込んだバルシコフがガードを強いられる。バブキンは抑えず立ち上がり、打撃戦を選択した。ここでバルシコフが左フックから右を当て、バブキンは組みを選択。ボディロックテイクダウン狙いをバルシコフが小手投げで切り替えそうして時間となった。

2R、左ボディストレートを入れたバブキン。バルシコフがシングルのフェイクから右アッパーを打つ。構わずワンツーで左フックを当てたバブキンが、右から左のコンビも決める。パンチを打つと体が流れるようになったバルシコフはダブルレッグへ。ここもロープ背負って耐えたバブキンが離れ際にヒザを決める。

バブキンは構えが崩れず、パンチを見せてシングルレッグでテイクダウンを決める。ここも自らスタンドに戻ったバブキンは、バルシコフのテイクダウン狙いを耐えてパンチの打ち合いに。バルシコフのマウスピースが外れ、試合が中断する。再開後、パンチの交換が激しくなりバルシコフが左ボディで削る。

さらにヒザをボディに入れたバルシコフは、前に出て左フック、右ストレートをヒットさせる。組まれて、懸命に耐えるバブキンが相当削られてか。ここで流血の激しいバブキンにドクターチェックが入る。リスタート後、左フックからワンツーを入れたバブキン。バルシコフのダブルを切り返してバブキンがトップを取る。ここもスタンドに戻ったバブキンだが、パンチの応酬のなかでボディにヒザを受けた。

最終回、ジャブからフックの打ち合いのなかでバルシコフがマウスピースを吐き出す。それでもダブルから、テイクダウンを決めたバルシコフだがバブキンが直ぐに立ち上がる。懸命に組むバルシコフにヒザを突き上げたバブキンがワンツーも、左フックから首相撲&ヒザ蹴りを腹に受けてしまう。

口は開いているが、前に出るバルシコフはパンチを被弾しても前進を止めない。逆に左フックを被弾し、下がったバブキンは右ローを返すが圧はバルシコフか。パンチの打ち合いのなかで組みにいったバルシコフを投げたバブキンだったが、そのままの勢いでバルシコフがリバーサルを決める。

立ち上がったバブキンをボディロックで倒し切ったバルシコフがサイドで抑え、エルボーを打っていく。エビを駆使できないバブキンは厳しい状態に。バブキンはブリッジも潰されたが、バルシコフのマウント狙いのタイミングでリバーサルを決める。初めてグラウンドをキープしたバブキンが、トップからパウンドを落とし続けて時間を迎えた。

乱打戦、前に出たのはバルシコフだが──果たしてジャッジは、3-0でバルシコフを支持した。


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