【TUF11】単調な一戦は、シバーがフィッシャーに勝利
■第7試合 ライト級/5分3R
デニス・シバー(ドイツ)
Def.3R終了/判定
スペンシャー・フィッシャー(米国)
【写真】両者決定機に欠くスタンドオンリーの一戦。シバーはフィッシャーの蹴り足を掴んで放ったフックで、尻餅を付かせた (C) ZUFFA
サウスポーで構えるフィッシャーは左足のローを放ち、対するシバーはパンチを合わせていく。だが、開始35秒、フィッシャーのローが早くもシバーの急所を直撃した。
再開後、フィッシャーの左ストレートでバランスを崩したシバーだが、すぐさま前蹴りを返すと、ワンツーから左フックとパンチを繋げていく。フィッシャーが狙った左ストレートの際、バッティングとなり、左目尻から出血が見られるシバーだったが、左前蹴り、右ミドル、左フックなど上下に打ち分け、フィッシャーもまた左ロー、ミドル、サイドキックをみせる。
2R、やや距離が近くなった両者。フィッシャーは左ミドルを放つ。蹴り合いからワンツーを返したシバーに、フィッシャーも距離を取りながら、左右のローを入れていく。すると、フィッシャーの踏み込みに左フックを狙ったシバーは、フィッシャーの蹴り足を掴んで右フックを叩き込む。バランスを崩し、尻餅をついたフィッシャーはすぐに立ちあがるも、ラウンド終盤には、シバーの右ミドルがクリーンヒット。フィッシャーはバックブローを返すも、これは不発に終わった。
3R、フィッシャーがミドルで先制すると、シバーが返したローがフィッシャーの急所へ。再開後は激しいパンチの応酬となったが、ともに決定打はなく終始スタンド戦となった分、単調な一戦となった。残り2分20秒では、シバーがフィッシャーにプレッシャーをかけ、パンチ&蹴りのコンビネーションを放ったが、最後は30-27、29-28、29-28の判定3-0でシバーが勝利した。