【LEGEND03】アスケロフ×グローエンハート、サワーも出場!!
【写真】LEGEND、第3大会はこれまでの2大会と性格が違い、71キロ級王者アスケロフがグローエンハートと対戦という本格的なキックボクシング戦がメインイベントとなる(C)GLORY&K-1
5日(土・現地時間)にロシアが母体のキック&MMAイベント=LEGEND の第3回大会がイタリア・ミラノのメディオラモ・フォルマで開催される。配下のアレキサンダー・ヤコブレフが契約を果たすなど、UFCのロシア進出の鍵を握るという噂もあるルスラン・シュレイマノフが、昨年5月にモスクワでアレクサンダー・エメリヤーエンコ×ボブ・サップをメインに組み旗揚げしたレジェンド。
第2回同じモスクワで11月にミルコ・クロコップ×アレクセイ・オレイニク、バダ・ハリ×アレクセイ・イグナショフをマッチアップし大々的にイベントを開き、今大会が初めての海外進出となる。イタリアのキックどころということもあり、キック(K-1ルール)を全面に打ち出した大会となる。
メインはレジェンド71キロ級王者シャバル・アスケロフとマーセル・グローエンハートという、まるでIt’s ShowtimeやGLORYを連想させるカードだ。当初の予定ではアスケロフはアルトゥール・キシェンコと対戦予定だったが、77キロ級に転向を計るキシェンコとの一戦は実現せず、マイクス・ジムの同門マーセル・グローエンハートが代役出場となった。80キロから70キロまで、体重差のある試合をこなす2012年のK-1 MAXウィナーのグローエンハートは、3月8日(土・同)にグローリー14ザグレブ大会でTKO勝ちを収めたばかり。かつてK-1と提携していた同地のイベント=オクタゴンでトーナメント優勝経験もあり、知名度も低くない。グローエンハートと比べると、背が低くリーチも劣るアスケロフは、昨年12月に微妙な判定で日本の佐藤嘉洋に勝利している。その鋭い踏み込みとフックの連打でペースを握りたいところだ。
レジェンド2で前述したヤコブレフとのMMAファイトに敗れたポール・デイリーもK-1ルールでアレキサンダー・ショシュコ、27戦23勝4敗のロシア人キックボクサーと対戦する。MMAでは真正面からぶつかりあいが得意なデイリーだが、間断なく接近戦が続くK-1でどれだけスタミナが持つか――そのあたりが勝負の鍵を握ってきそうだ。
この他、アンディ・サワー、ペトロシアン弟、さらにムエタイのシッティチャイ・シッソンピーノンなど当地で実績を残してきたファイターが集まる同大会、旧ソ連系のファイターの出場が多いものの、対戦相手質の高さはグローリーにも勝るとも劣らない、世界が求めるキックのメジャーイベントとなりそうだ。
■ GLORY16 DENER対戦カード
<70キロ/3分3R>
マーセル・グローエンハート(オランダ)
ジャバル・アスケロフ(ロシア)
<93キロ/3分3R>
ポール・ジュラフエフ(ウクライナ)
ミシャウ・トゥリンスキー(ポーランド)
<70キロ/3分3R>
アンディ・サワー(オランダ)
ユーリ・ビセミュアトニ(ベラルーシ)
<77キロ/3分3R>
アレキサンダー・ショシュコ(ロシア)
ポール・デイリー(英国)
<70キロ/3分3R>
エンリコ・ガゴヒア(ウクライナ)
アレッサンドロ・カンパーニャ(イタリア)
<70キロ/3分3R>
モハメッド・カマル(オランダ)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
<70キロ/3分3R>
アルメン・ペトロシアン(イタリア)
アリム・ナビエフ(ウクライナ)