【UFN38】タイスモフ、TD&マウント許し完敗。減点2度で25-30
<ライト級/5分3R>
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)
Def.3-0: 30-25, 30-25, 30-25
マイルベク・タイスモフ(オーストリア)
17勝1敗でこれがUFC3戦目のプラゼレス。対するタイスモフはシンガポール大会でUFCデビューを果たしているタイ在住のオーストリア国籍を持つファイター。ローを蹴り合った両者、上背で優るタイスモフに右から左フックを打ち込んだプラゼレスは、ケージに押し込まれるも、押し返してワキを差し上げてテイクダウンを奪う。
ただちにマウントを取ったプラゼレスは、タイスモフがガードに戻してもすぐにパスガードからサイド、上四方へ。ノースサウスチョークに対し、タイスモフは体を捩じって防ぎ立ち上がる。プラゼレスはすぐに組んでケージにタイスモフを押し込むと、タイスモフの投げをかわしてボディロックからテイクダウンに成功する。
ここでマウントを取ったプラゼレスが重いパウンドを連打する。そのまま腕十字を狙ったプラゼレスだが、タイスモフはブリッジで逃れる。クローズドガードを取るタイスモフに鉄槌を連続で落したプラゼレスがパスへ。ハーフから足を引抜くと一気にプラゼレスがマウントを取るも、タイスモフは腰を押し上げて立ち上がる。プラゼレスがガードを取ると、ここでレフェリーがタイスモフに、その前の攻防で金網を掴んだとして1ポイントの減点を与えた。
2R、タイスモフの右を受けて思わずガードを取ったプラゼレスが三角絞めを狙う。起き上がって足を裁こうとするタイスモフが、パンチを落す。レフェリーがブレイクを掛け、試合はスタンドに。タイスモフは後ろ回し蹴りを見せるが、プラゼレスがダブルレッグへ。2度目のケージ掴みを行ったタイスモフは、またも1ポイントのペナルティが与えられる。
ワンツーを放つプラゼレス、右ショートフックを打ちこむ。やや疲れを感じさせながら積極的に前に出るプラゼレス、タイマソフに右フック、ローを繰り出す。左ハイも見せたプラゼレスが、減点分も含め大量に試合をリードした。
3R、プラゼレスがケージにタイスモフを押し込み、テイクダウンを狙うとここでもタイスモフがケージを掴む。ここでレフェリーから「もう一度すると、失格にする」と注意が入る。残り半分、打ち合いは互角だったが、プラゼレスは組んでテイクダウンを狙う。これを切ったタイスモフは右ストレートにダブルレッグを合わされ、ついにテイクダウンを許してしまう。
またもマウントを取ったプラゼレスだが、タイスモフも足を戻しスタンドへ。ブラゼレスはストレートから組みつくも、逆にバックを取られてしまう。残り20秒で胸を合わせたタイスモフだが、反撃の時間は残されておらずプラゼレスが判定勝ちを手にした