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【PFL2022#09】フェザー級準決勝、ジェンキンス戦へ。工藤諒司「相手も削られると思っています」

【写真】今も多弁ではない。しかし、落ち着いて話す工藤から確かな自信が伝わってきた (C)RYO CHONAN

明日20日(土・現地時間)、英国はロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09。同大会ではフェザー級2022年シーズン・プレーオフ準決勝として、工藤諒司がバッバ・ジェンキンスと対戦する。

6月のアレハンドロ・フローレスを初回でKOし、工藤は逆転プレーオフ進出を決めた。米国から英国に場所を移して戦う今回の試合に向け、本計量とセレモニアル計量の合間に現地の彼に話を訊いた。


(C)PFL

――本計量が終わって一休み中にありがとうございます。

「いえ、2時間半ほど前に145ポンドでバッチリとパスしました。これから5時間半後ぐらいにTV収録用のパブリック計量があります」

──リカバリー中かと思いますが、体調の方は?

「いつも通りバッチリです」

──米国での2試合から、今回は英国ということで何か違いはありましたか。

「思った以上に涼しいです。もう少し暑いと思ったのですが、湿度も全然なくて気温も20度少しぐらい。日本のことを思うと、夜は肌寒いぐらいです。ただし、それが影響することはないです」

──時差ボケの方は?

「気になっていないです。こっちに来てから試合の時間に動けるように練習をして、夜も眠ることができていますし。米国と違い、会場のあるところに宿泊という形ではないですが、ここまの流れは変わりないです。

あのテント式のサウナも用意してもらっていますし、今回もアレを使って水抜きをしました。PFLはしっかりと練習場所も用意してくれていますし、ホントに問題なくファイトウィークを過ごせました」

──明日は準決勝、100万ドルを意識するようになりましたか。

「そうですね……それよりかは、優勝を意識するようになりました。ただ、今は明日の試合に勝つことに集中しています」

──6月のレギュラーシーズン2戦目は、そこで倒すしかないという状況でアレハンドロ・フローレスを右オーバーハンドで見事にKOしました。

「ポイント的に初回で倒すしかないなかで、ああいう勝ち方ができて良かったです。行けたのと、力が入り過ぎることなく戦えたので。最後も軽く振ったパンチで倒すことができました。

試合中は良く分かっていなかったのですが、あとから映像を視てあんな風にガタンって倒れたのが分かりました。これまでになかった勝ち方なので、少しは自信になりましたね」

──今回の試合は、ポイントは関係ないです。とにかく勝てば決勝進出。とはいえ前回のKO勝ち、その前の試合もダウンを奪っており良いリズムにあります。そういうなかでバッバ・ジェンキンス戦は、どのような試合展開を考えていますか。

「戦い方としては、倒し切ることを一番に考えています。判定だと、前々回の試合のように分からないところがあるので。ただ初回に絶対に倒さないといけないとかではないですし、3Rの間にチャンスが訪れたタイミングで、倒し切りたいです」

──ではジェンキンスの印象をお願いします。

「レスリングと意外とコンパクトな打撃ですかね……。結構、蹴りとか使ってパンチもブンブン振りまわすのではなくて、ワンツーとかコンパクトに打ってきます。そしてテイクダウンを取ってからのパウンド、バックコントロールがしつこい選手です」

──蹴りの距離が長くないですか。

「ハイ。パンチや蹴りを使って、最終的にはテイクダウンを狙っています。そこは意識して、しっかりと対処して自分の攻撃に繋げられるようにしたいと思っています」

──NCAA王者ということでテイクダウン&コントロールを大きく見てしまうところがあります。実際、工藤選手はその辺りをどのように考えていますか。

「確かに上手いです。パワーもありますし。ただし1R、2R、3Rと同じ力で続けることはできないと思います。なので彼が疲れた時など、隙を見せた時に狙っていきたいです。自分も攻めますし、相手も削られると思っています」

──では改めて自信ほどをお願いします。

「もちろん勝つためにやってきたので、負けるつもりは一切ないです。試合で倒し切るということを意識して、勝ちたいと思います」

──前回のKO勝ちで、ファンの期待度は一段階上がったと思います。

「期待してくれる人が増えてもプレッシャーに感じることはないので、たくさん応援してもらえると嬉しいです(笑)」

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前1時30分~DAZN

■ PFL2022#09対戦カード

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド(英国)
エイブラハム・バッドリー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ(英国)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン(ノルウェー)

<バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ(スウェーデン)
ダリウス・マフィ(英国)

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ(スペイン)
ラファエル・ウチェブ(英国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
ブレンダン・ラウレーン(米国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司(日本)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
ハスナ・ガバー(モロッコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル(英国)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン(英国)
ソフィアン・ブキシュ(フランス)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

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