【UFN37】足関極め切れなかったミッチェル、判定で敗れる
<ウェルター級/5分3R>
イゴール・アラウージョ(ブラジル)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
ダニー・ミッチェル(英国)
試合直後に右ハイからカポエラ蹴りを見せたアラウージョが、シングルレッグに出るがネルソンで捉えられそうになり引き込むようにガードへ。UFC初出場のミッチェルが足を一本抜くも、アラウージョがリバーサルに成功してトップを奪い返す。逆に足を一本抜いたアラウージョのパス狙いに、ミッチェルは潜ろうとするも、マウントを許す。ヒップエスケープから足を入れ、ヒールフックの状態に入ったミッチェル。後方に尻餅をついたアラウージョは起き上がってパンチを落すも、アンクルロックからヒールフックに切り替えられると再び尻餅をつく。
カウンターのヒール狙いからトップを取ったアラウージョが、アームロック狙いのミッチェルのボディにエルボー、頭部に鉄槌を見舞っていく。ミッチェルの三角絞め狙いを防いだアラウージョが草刈りスイープで尻餅をつかされたところで初回が終了した。
2R、アラウージョはシングルレッグから体を預けてトップを取ると、後ろを振り返る様な態勢から勢いのあるパンチを落していく。正面を向きなおし、左右のパンチを放つアラウージョの攻勢が続く。アラウージョはパスに成功し鉄槌を落すと、亀になったミッチェル。アラウージョがバックに回ろうとしたところで、前方に崩して立ち上がる。残り45秒、ケージにアラウージョを押し込んだミッチェルが飛びつき十字へ。顔に足を掛けることが出来ず、下になったミッチェルにアラウージョがパウンドをまとめた。
最終回、ミッチェルは右ストレートから前に出るも、アラウージョも左ハイを見せる。ミッチェルのシングルレッグは決らず、アラウージョが反対にミッチェルをケージに押し込んでいく。引き込んだアラウージョが即トライアングルへ。腕を送られないようにヒジを外側に張るミッチェルだが、足を組み替えられて頭部にエルボーを受ける。
体重を掛け、頭を抜いたミッチェルが担ごうとするも、アラウージョがオモプラッタへ。反対側に回って防いでミッチェルが足関節へ。クロスヒールフックに対し、アラウージョは起き上がるもミッチェルはヒールを狙う。残り40秒、上と下から両手でパンチの応酬を見せた両者、最後にミッチェルはアンクルを仕掛けるも極まらず、タイムアップに。足関節は極め切らないと評価はされにくい。ジャッジは3者ともフルマークでアラウージョの勝利を支持した。