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【UFC116】決定、ソティロパロス×ベルグリーノ

Sotiropoulosインディペンデンスデー・ウィーク=7月3日(土・現地時間)に行なわれるUFC116「LESNAR vs CARWIN」。MGMグランド・ガーデンアリーナで開催されるビッグイベントに新たな2カードがオフィシャルホームページ上で正式発表された。

【写真】ジョー・スティーブンソンを破った一戦で、一気にUFCライト級戦線トップグループ入りを果たしたジョージ・ソティロパロス。打撃戦がこなせる分、グラウンドも生きてくる (C) ZUFFA

今回発表されたのはライト級=ジョージ・ソティロパロス×カート・ペルグルーノ戦と、ウェルター級=ダニエル・ロバーツ×フリオ・パウリーノ戦の2試合だ。なかでも注目はPPVラインナップに加えられたライト級の一戦だろう。

TUFシーズン6の卒業生ソティロパロスは2月の母国・豪州大会で、ジョー・スティーブンソンを下し、UFCではデビュー以来5連勝を達成、一気にライト級台風の目となった。


対戦相手ペルグリーノはUFC専属となって3年半、その間の戦績は7勝2敗(それ以前に一度出場し、1敗を喫しているので通算は7勝3敗)。現在は4連勝中で、前回の試合では宇野薫と分けたファブリシオ・モランゴをリアネイキドチョークで下し、勢いに乗っている。

両者ともブラジリアン柔術の黒帯で、その技術をMMAに取り入れ、流れるような寝技の攻防で観客をわかすことができるアグレッシブ・グラップラーだ。ペルグリーノがヘンゾ・グレイシー系、ソティロパロスは豪州のジョン・ウィル門下から、米国ではエディ・ブラボーと、ともにマチャド柔術にルーツをもつ柔術家の下で腕を磨いてきた。

ヘンゾとマチャド、つまりはブラジリアン柔術総本山=グレイシー・バッハの流れを汲みながら、まるで違ったイメージを持つ二人のファイターだ。BJ・ペンという巨木が倒れたライト級戦線で、さらなるポジションアップが懸かった大切な一戦だからこそ、両者の積極的な動きが期待できる。

■UFC116対戦予定カード

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ブロック・レスナー(米国)
[暫定王者]シェーン・カーウィン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
秋山成勲(日本)

<ミドル級/5分3R>
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
ステファン・ボーナー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・ソティロパロス(豪州)
カート・ペルグリーノ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブレンダン・シャウブ(米国)
クリス・トゥクシャー(米国)

<ミドル/5分3R>
ケンドール・グローブ(米国)
ゴラン・レジッチ(クロアチア)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ライトル(米国)
マット・ブラウン(米国)

<ライト級/5分3R>
ポール・ケリー(英国)
ジェイコブ・ヴォルクマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロバーツ(米国)
フリオ・パウリーノ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョー・マジセン(米国)
カーロス・ベモラ(チェコ)

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