【UFC116】英国のミスター名勝負、米本土初お目見え
7月3日(土・現地時間)にMGMグランド・ガーデンアリーナで開催されるUFC116「LESNAR vs CARWIN」で、ポール・ケリー×ジェイコブ・ヴォルクマンの一戦が行なわれることが、10日(月・同)オフィシャルホームページ上で明らかになった。
【写真】英国人ファイターにとって、米国本土での試合は出世を意味する。ラスベガスでポール・ケリーが、どのような試合をジェイコブ・ヴォルクマンを相手にやってのけるか (C) MMAPLANET
英国の名勝負男ポール・ケリーは、昨年11月に地元リバプールにほど近いマンチェスター大会で、デニス・シバーに敗れUFCで2敗目を喫したが、先のアブダビ大会ではマット・ビーチをギロチンで下して復活。初めて米国本土で行なわれるPPVイベントへの出場権を掴んだ。
判定決着が多くとも、常に前に出続ける姿勢を持つケリーのファイトには外れがなく、いつも観客を満足させることができる。
ウルフスレイヤーから、カオボンに移り3戦目となるケリーと対するヴォルクマンは、ウェルター級でパウロ・チアゴ、マーティン・ケンプマンを相手に連敗を喫したあと、ライト級転向を決意し、ノヴァウニオンのホニ・トーレスを3月のファイトナイトで破っている。
新王者が誕生したライト級だが、その層の厚さは増すばかり。中盤の集団グループの選手は毎試合がサバイバル戦、トップに昇格するには、インパクトのある勝利が必要となる。だからこそ――アグレッシブさが売りのケリーにはダメージの蓄積も懸念される。それでも前に出るのがケリーの信条なだけに、員数合わせ的で終わらないファイトが展開されるはずだ。
■UFC116対戦予定カード
<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
ブロック・レスナー(王者/米国)
シェーン・カーウィン(暫定王者/米国)
<ミドル級/5分3R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
秋山成勲(日本)
<ミドル級/5分3R>
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
ステファン・ボーナー(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ブレンダン・シャウブ(米国)
クリス・トゥクシャー(米国)
<ミドル/5分3R>
ケンドール・グローブ(米国)
ゴラン・レジッチ(クロアチア)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ライトル(米国)
マット・ブラウン(米国)
<ライト級/5分3R>
ポール・テイラー(英国)
ジェイコブ・ヴォルクマン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ジョー・マジセン(米国)
カーロス・ベモラ(チェコ)