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【Bellator278】ミハイロフとのスクランブル戦を制したバルゾラがフルマーク判定勝利でGP準決勝へ

<Bellatorバンタム級ワールドGPワイルドカード戦140ポンド契約/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

ガードを高く上げて、ジワリジワリと距離を詰めるミハイロフ。バルゾラにケージを背負わせ、飛びヒザからダブルレッグで組みついた。バルゾラのヒジをモノともせず、リフトアップしてグラウンドに持ち込んだミハイロフだが、すぐにバルゾラに立ち上がられてしまう。スタンドに戻るとバルゾラがプレッシャーをかけてミハイロフにケージを背負わせる。ミハイロフは右スピニングバックフィストを放ちながら前に出るも、バルゾラは右ストレートからを主体にミハイロフを追い込む。

ミハイロフはケージを背負いながらシングルへ。バルゾラはスプロールしてスタンド戦を選ぶ。ミハイロフの右バックスピンキックがバルゾラの顔面をかすめたが、バルゾラは構わず打撃戦へ。組んでも制し始めたバルゾラが、ミハイロフをマットに放り投げた。明らかに動きが鈍ったミハイロフのバックに回るバルゾラ。ミハイロフが切り返して左足へのシングルで組みつき、バルゾラをケージに押し込む。ミハイロフは右足へのシングルに変えたが、これをスプロールしバルゾラがバックに回り、さらにケージ際でミハイルをコントロールしながらパンチを落としていった。

2R、上下にステップを踏み、距離を詰めるバルゾラ。ミハイロフもプレッシャーをかけるが、手数が少ない。バルゾラが前に出ると、ケージを背負うミハイロフ。組みつくバルゾラに対し、ワキを差し返したミハイロフだが、離れたバルゾラにケージに押し込まれる。ミハイロフはダブルレッグへ。これを潰したバルゾラが、ミハイロフの背中をケージに着けてボディへヒザ蹴りを突き刺し、そのまま背中をマットに着けさせた。

ハーフガードのミハイロフをケージに押し付け、コツコツとパンチを落とすバルゾラ。ミハイロフが体を起こして立ち上がろうとしたところで、バックに回ったバルゾラがRNCを狙う。これは極まらずも、切り返したミハイロフをガブり、ダースチョークに持ち込むバルゾラ。動くミハイロフを極めきれずもトップをキープするバルゾラだったが、ミハイロフがバックを奪い返し、バックスローでバルゾラをマットに叩きつけた。しかしバルゾラの動きは止まらず、すかさずバックに回ってRNCへ。これも凌がれたが、バルゾラが上からパンチとヒジを落としていった。

最終回、ミハイロフが前に出る。ケージを背負うバルゾラに対し、ミハイロフが大きな右を振るう。距離を詰めて来るバルゾラの前足に右ローを放ったミハイロフは、さらに右スピニングバックフィスト。蹴りを繰り出したあと、バルゾラの左足にシングルレッグを仕掛けた。そのままミハイロフがケージに押し込んでいくも、バルゾラが足を抜く。ミハイロフは右足へのシングルに切り替えるも、バルゾラがダブルレッグで取り返してグラウンドへ。ミハイロフの背中をマットに着かせる。バルゾラはダブルレッグに来たミハイロフをコントロールし続ける。

相手の上半身を足を潰して、ケージに押し込むバルゾラ。グラウンドで相手のボディにヒザ蹴りを突き刺す。ミハイロフのシングルをスプロールし続けるバルゾラがバックに回り、右腕をミハイロフの首に回してRNCへ。凌ぐミハイロフ。バルゾラは左腕を巻きなおすも極まらず。それでもバルゾラがバックコントロールでミハイルの動きを制し、最後はミハイロフの背中をマットに着けさせた。

フルラウンドに渡るスクランブル戦を、バルゾラがフルマークで制した。
勝者バルゾラはGP準決勝でマゴメド・マゴメドフと対戦する予定だ。


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