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【UFC272】凄まじい圧力。ジェイリン・ターナーがテンプルを打ち抜き、マラーキーからTKO勝ち

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
Def.2R0分46秒by TKO
ジェイミー・マラーキー(豪州)

長身のサウスポー、ターナーが左ミドルを蹴る。踏み込んでオーバーハンドを振るうマラーキーだが、スッと出したターナーの左が伸びる。前蹴りを受け手も前に出たマラーキーだが、ヒザを効かされる。離れて追い打ちのターナーに対し、右を当てたマラーキーはクリンチでケージに押し込みヒジを打ちつける。顔を押し、ヒザ蹴りを入れたターナーが離れたマラーキーに前蹴り、左ミドルを蹴り込んでいく。

さらにワンツーからスリーとコンビネーションを決めたターナーは、左フックを被弾しても左を打ち返し、ハイキックも掴んでテイクダウン。立ち上がったマラーキのボディを抉り、右ストレートにヒザを合わせるターナーが頭抜けた強さも見せる。マラーキーもキモイが折れることなく戦いを挑むが、ショートのコンビネーションを打たれる。それでもダブルレッグでテイクダウンを決めたマラーキーがサイドで抑えて、エルボーを打っていく。マウントを狙ったマラーキーは、足を戻されると同時にエルボーを落とした。

2R、ターナーがスタンドでは圧倒も、マラーキーがテイクダウンを奪った──このことで両者がどのような心理状態で次の5分を戦うか。遠い距離で左に回るマラーキーが右を振って前へ。カウンターで待ち受けたターナーは左ミドルからワンツー右フックをテンプルに入れてダウンを奪う。前方に崩れたマラーキー、ターナーが間髪入れず回転数の速いパウンドを痛打し勝負を決めた。

テイクダウンを恐れることなく、距離を詰めて見事なTKO勝ちを決めたターナーは4連勝、UFC通算戦績を5勝2敗とした。


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