【UFC116】独立記念日前夜、ヘビー級の頂点が決まる
4日(火・現地時間)、UFCオフィシャルホームページ上で7月3日(土・同)にMGMグランド・ガーデンアリーナでUFC116「LESNAR vs CARWIN」が開催されることが発表された。メインは当然、ブロック・レスナー×シェーン・カーウィンのUFC世界王座統一戦だ。
【写真】約1年振りのファイトは、かつて経験したことのない剛腕の持ち主との対戦となったブロック・レスナー。大腸憩室炎を患ったが、内臓系の疾患はスタミナに影響を及ぼすことも考えられる (C) ZUFFA
昨年11月の対戦予定が、王者レスナーの体調不良により、8カ月遅れで実現する。この間、ケイン・ベラスケスがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを破り、ジュニオール・シガノ・ドスサントスもガブリエル・ナパォンを一蹴するなど、UFCヘビー級戦線はかつてない混沌とした状況となっている。
【写真】3月の暫定王者決定戦で脇を差した状態のアッパーでフランク・ミアーを沈めたシェーン・カーウィン、レスナー休養のなか、その実力を知らしめることとなった (C) ZUFFA
なかでも、昨年の時点では時期尚早という意見もあったカーウィンが、3月のUFC111で元世界王者フランク・ミアーを破り暫定世界王者となり、その実力を満天下のファンに知らしめたことで、俄然両者のマッチアップは注目されるようになっている。
果たして病み上がりレスナーが、MMAデビュー以来12連勝中、全ての試合を1R(正確には3分48秒)以内で対戦相手を倒しているカーウィンとどのように相まみえるのか。皇帝なきUFCヘビー級戦線だが、北米カジュアルファンにとっては、この一戦こそ真の世界王者決定戦といえるカードだ。
なお現時点で、UFC116に関して、日本の秋山成勲とヴァンダレイ・シウバの対戦など、インディペンデンスデー・ウィークエンドらしく、豪華なラインナップが7試合出揃っている。
■UFC116 対戦予定カード
<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
ブロック・レスナー(王者/米国)
シェーン・カーウィン(暫定王者/米国)
<ミドル級/5分3R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
秋山成勲(日本)
<ミドル級/5分3R>
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
ステファン・ボーナー(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ブレンダン・シャウブ(米国)
クリス・トゥクシャー(米国)
<ミドル/5分3R>
ケンドール・グローブ(米国)
ゴラン・レジッチ(クロアチア)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ライトル(米国)
マット・ブラウン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ジョー・マジセン(米国)
カーロス・ベモラ(チェコ)