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【UFN202】ショートノーティスで世界最高峰デビューのパスカル、ダウンを喫しフルマークの判定負け

【写真】スピードの差が明確だった。パスカルは次戦以降、巻き返すことができるか(C)Zuffa/UFC

<女子フェザー級/5分3R>
ジョジアニ・ヌネス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ラモーナ・パスカル(香港)

香港からラスベガスへ。インヴィクタからUFCとステップアップを果たしたパスカルに、左ローから左ミドルを蹴る。サウスポー同士の一戦、ヌネスは左で前に出ると、パスカルはガードがなく左右のパンチを振るう。ヒザを入れるなど体格で上回るパスカルは、左エルボーで前に出るが、ノーガードをつかれヌネスのパンチを被弾する。ローからワンツーで前に出るヌネスは、ヒザに左クロスを合わせてダウンを奪う。

ダメージはなく立ち上がり、前に出たパスカルが左ミドルからヒザを連続で突き上げる。ここもスリップ気味に尻もちをついたパスカルが、スタンドに戻るとジャブの差し合いに。ヌネスの左オーバーハンドからの連打に下がるパスカルが、ダブルレッグを決める。ヌネスは腰を切るが十字に見せず、下からエルボー&パンチを繰り出す。上体を起こしてパスを決めたパスカルが上四方へ。ヌネスが強引な変則三角狙いから、スクランブルに持ちこもうとしたところで初回が終わった。

2R、左ミドルからパンチにつなげようとするパスカルだが、ガードがなく左を被弾する。2つ3つめの左でダウンを喫したパスカルは、ケージを背負ってパンチを被弾し続けテイクダウン狙いを潰されてバックグラブを許す。パウンドから絞めを狙うヌネスは乗り過ぎ、パルカルは腰を上げて前方に振り落とす。

パスカルはスピニングバックフィスト、ヌネスは左オーバハンドをヒットさせる。パンチに真っすぐ下がり、ダブルレッグも鋭さがなくなったパスカルはパンチが出なくなっている。ヌネスは左ストレート、右ジャブを当てる。ここで乾坤一擲──ダブルレッグを決めたパスカルがガードの中に収まる。そのまま90秒を過ごした。

最終回、左ハイを狙ったパスカル。ヌネスは左ストレートを当て、ダブルレッグを切って左右のフックを打っていく。右フックから組んだパルカルがヒザを狙うが、ヌネスは距離を取ってかわす。スピニングバックフィストも空振りに終わったパスカルは、エルボーを繰り出す。ヌネスは左を2発連続で当て、テイクダウンをかわしてパンチをまとめる。

スピードで上をいくヌネスに対し、打つ手がなくなっているパスカルはダブルレッグを切られたパンチを纏められると、両手を顔を覆う。ヌネスはここで左ミドルを決め、盤石の試合転換に。残り30秒、ヌネスは左オーバーハンドをヒットさせ最後はパスカルにダブルレッグ・テイクダウンを許したが、余裕のフルマーク判定勝ちとなった。


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