【UFN200】ジョンズをカウンターで疲弊させ。ヒザ蹴りから肩固めでカスタニエダが見事な一本勝ち
【写真】前に出てジョンズを削り、最後は肩固めで一本勝ち。見事な試合展開だった(C)Zuffa/UFC
<バンタム級/5分3R>
ジョン・カスタニエダ(米国)
Def.3R1分38秒by 肩固め
マイルス・ジョンズ(米国)
サウスポーの構えで左の蹴りを使うカスタニエダ。ジョンズはローにパンチを合わせようとする。ローにワンツーを合わせ、左をヒットさせたジョンズは構えを変えるカスタニエダに惑わされず右を決める。カスタニエダは振りが大きくなり、さらにアイポークがあったと試合が中断。再開後、左に回るジョンズに対しカスタニエダが左ストレートを打ちながら追いかける。左ハイ、右ロー、右フックを入れたカスタニエダは、パンチ、ハイからローで楔を入れる攻撃パターンか。
ジョンズも右を返し、左ローに右をカウンターで打ち込むと左フックを入れる。一進一退、前に出るのはカスタニエダでジョンズは蹴り終わりや蹴りにフックを合わせる。残り30秒、カスタニエダが左ハイ2つ、右ミドルを見せ時間に。手数でカスタニエダが取ったか。
2R、開始直後にカスタニエダの左ローが急所に入り、試合が中断する。直ぐにリスタートとなり、ジョンズはミドルを捌いてワンツーで前に出る。このワンツーを続けたジョンズは、ボディから顔面とパンチを打ち分け、右フックを決める。ここからも右ストレート、左フックを決めたジョンズに対し、カスタニエダは前に出て殴れるという状況になっている。
それでも右ハイをガードの上から当てて前に出たカスタニエダが、自分のペースで打撃戦に持ち込もうとする。ケージを背負った状態からジョンズはステップインしてワンツーも、明らかに疲れてきた。打っては殴られるのはジョンズになり、左ボディフックで流れを変えようとする。カスタニエダがテイクダウン狙いを切って、圧力を掛ける右をヒットさせる。動きが乱れたジョンズは、後方にバランスを崩しガードを取る。
カスタニエダは頭を頬に押し付け、左足を抜く。ハーフから肩固め狙いはジョンズが察知するがエルボーを落としスタンドに戻るや、ジョンズの立ち上がり際にパンチからハイを放つ。ケージに詰まったジョンズは左ストレートを被弾し、右を返したところで時間を迎えた。
3R、カスタニエダは左右の蹴りを見せ、テイクダウンのフェイクから左を伸ばす。ジョンズもローにパンチを合わせようとするが、右を受けて下がる。構えが小さくなったジョンズに組み、ヒザを打って離れたカスタニエダがワンツーから再びヒザを頭部に突き上げる。後方に倒れたジョンズを殴り、抑えたカスタニエダが肩固めをセットアップ。動けないジョンズが落ち、カスタニエダが見事な一本勝ちを手にした。
「マイルズ・ジョンズはファイターで、常に前に出てくる。最初は我慢して2Rはカウンターで削り、3Rに疲れることが分かっていた。この試合が契約最後の試合、更新されることを願っているよ」と勝者は話した。