【Bu et Sports de combat】武術で勝つ。型の分解、ナイファンチン編(04)「手刀受け→ヒジ当て」
【写真】ナイファンチンは、型をそのまま使えそうな錯覚を覚えそうになるほど、実戦的向きの型だ(C)MMAPLANET
武術でMMAを勝つ。空手でMMAに勝利する──型を重視する剛毅會の武術空手だが、岩﨑達也宗師は「型と使って戦うということではない」と断言する。型稽古とは自身の状態を知り、相手との関係を知るために欠かせない。
サンチン、ナイファンチン、セイサン、パッサイ、クーサンクーの型稽古を行う剛毅會では、まずサンチンから指導する。そんな剛毅會の稽古には站椿が採り入れられている。
全ての根幹となる武術の呼吸を学ぶことができる──サンチンで創られた、空手の体をいかに使うのか。その第一歩となるナイファンチンの解析を行いたい。目線と体の向き、足の小指が正しくなることでナイファンチン立ちが成り立つ。第4回はナイファンチの型の動きに基づく、二挙動の手刀受け→ヒジ当て──の手刀受けを分解したい。
<ナイファンチン第3回はコチラから>
「一挙動のヒジ当ては言わば応用になり、二挙動の手刀受けヒジ当てが基本となります」(岩﨑)
反対側から見て、正しい姿勢を知る