【Invicta FC45】アクロ体操の女王、運動神経抜群のカーワンがじっくりと戦い、フランコにRNCを極める
<バンタム級/5分3R>
へイリー・カーワン(米国)
Def.2R3分17秒by RNC
モニカ・フランコ(米国)
かつてGSPがコーディネーション目的で練習に採り入れていた体操競技がベース、アクロ体操で全米トップだった運動神経を持つカーワンのインヴィクタ初陣。サウスポーの構えからワンツーのカーワン、フランコもパンチを返す。組んだカーワンはダブルアンダーフックでヒザをボディに入れ、小外刈りを狙う。ケージを背にして耐えるフランコもヒザを返す。
ダーディ―ボクシングを交えるようになったカーワンがボディロックを続けるが、2分以上テイクダウンができない。シングルに切り替えようとしたカーワンは、手首を掴まれボディロックに戻すと、フランコが右腕を差し返す。カーワンも差し返してヒザ蹴り、前方に崩すと、立ち上がり際に顔面にヒザを放っていく。残り35秒で、ついにテイクダウンを決めたカーワンが右のパンチをハーフで落とし、上腕を打ちつけて10-9×3で初回をリードした。
2R、左フックを入れ、ヒザをボディに突き刺したカーワンが、ここもケージにフランコを押し込んでいく。カーワンは両ワキを差し、小外でテイクダウンを早々に決める。ハーフのフランコは、細かいエルボーとパンチを受け50/50ガードを取るが、ヒザをマットにつけているカーワンは動じることなく、逆に腰を切れないようにして殴っていく。
残り2分でマウントに移行したカーワンは、殴って背中を取るとRNCを極めた。レフェリーはストップしなかったが、技を解いたカーワンに対しフランコも敗北を認め臨戦態勢に戻るようなことはなかった。「私の意志とは別のところで1年半戦えなかった。UFCで戦いたい。ダナ、連絡を待っているわ」とカーワンはマイクで話した。