【DWCS S05 Ep05】アルメイダに逆転勝ちのゼヒューベル「クラクラしていたけど、コーチにビンタされた」
<ライト級/5分3R>
ダニエル・ゼヒューベル(メキシコ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)
右ローを連続で蹴るゼヒューベルに対し、アルメイダが左フックをヒットさせる。動きが一瞬止まったゼヒューベルは右ローを続け、踏み込んだアルメイダがワンツーを打ち込む。組みついたゼヒューベルはボディロックで一旦試合を落ち着かせる。離れて左フックを入れたアルメイダはワンツーフックで前に出て、間合を取り直してからも右ストレートをヒットさせる。続いて右オーバーハンドを入れたアルメイダが、攻勢を強めるとゼヒューベルがまたもクリンチに出る。
慌てず離れたアルメイダが、引き続きワンツーフックを当てて圧力を高める。ゼヒューベルは左ミドルを2度見せてジャブへ。そしてローを蹴りこむゼヒューベルにアルメイダは左ボディフックで抉っていく。残り1分、ゼヒューベルは左ミドルを蹴り、アルメイダの前進に左を合わせる。さらに右を打ち込んだゼヒューベルだが、ケージを背負ったアルメイダもエルボーを返して初回が終わった。
2R、ローから右を当てたゼヒューベルが、接近戦でも譲らず右フック、首相撲&ヒザをボディに突き刺す。ケージを背負ったアルメイダを腰に乗せて大腰で投げ切ったゼヒューベルがハーフで抑え、リストを取ってパンチを顔面に落とす。クローズドガードのアルメイダに対し、思い切り振りかぶったパンチを落としたゼヒューベル。スペースができるとアルメイダが立ち上がるが、ゼヒューベルがすかさずダブルからシングルレッグへ。ここをアルメイダが耐え、ゼヒューベルは自ら離れる。
残り半分、両者動きが大人しくなりアルメイダが右を当てる。前に出るゼヒューベルは左ジャブからスイッチして左ミドル、オーソに戻して左ジャブを打っていく。パンチでバランスを崩しがちのアルメイダ、足がそれほどでなくなっている。右エルボーから左を空振りしたアルメイダの首の辺りをゼヒューベルの右ブラジリアンキックがが襲う。さらにローで体が回ったアルメイダは、ハイキックから後ろ回し蹴り後に組んだゼヒューベルにケージに押し込まれる。ゼヒューベルはここで引き込みながら、ワキを潜ってバックへ。察知したアルメイダが正対し、ノンストップパックの5分が終わった。
最終回、右ローを蹴ったアルメイダが粗い右を振るう。ゼヒューベルは左ボディからジャブを伸ばし、アルメイダのパンチをスウェイバックでかわす。ワンツー後に左ローを蹴ったアルメイダは、蹴り足をキャッチしてケージに詰めるも、体を入れ替えたゼヒューベルが近距離で頭を動かしてワンツーを打っていく。動きが柔らかく、相手を見れるようになったゼヒューベルに対し、アルメイダの勢いに任せたパンチは大半が空を切る。
左右のハイを見せたゼヒューベル。アルメイダは左ミドルを蹴るも、右ローで一瞬動きが止まる。前に出て左フックを振るうアルメイダが、腹への前蹴りで前進を止められる。ゼヒューベルはワンツーを打ち、アルメイダのステップインはサークリングでかわしスピニングバックキックへ。そして続く前進に左フックを当てると、ワンツーからローを決める。素早いジャブにアルメイダは組みを選択。そのまま打撃戦に戻らず、タイムアップとなりダナ・ホワイトは立ち上がって両者に拍手を送った。
「初回に大きいの一発貰い、クラクラしてけどコーチにビンタされ『メキシカンらしく戦え』って言われたんだ。彼がどういふうに動くか見えるようになった。ベストパフォーマンスじゃないけど、それに近かったと思う」とゼヒューベルは話した。