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【LFA109】ジャスティン・ウェッツェルが、アスカル・アスカルをパウンドアウト。涙でUFC行きをアピール

<バンタム級/5分3R>
ジャスティン・ウェッツェル(米国)
Def.2R2分21秒by TKO
アスカル・アスカル(パレスチナ)

サウスポーのウェッツェルが左ロー、左ジャブを当てたアスカルが右アッパーを入れたと思った直後にバランスを崩す。ガードをしいられたアスカルは、ケージを背にして立ち上がろうとするが、ウェッツェルが腰をコントロールしてバックへ。1度は飛び乗ったウェッツェルだが、すぐに着地しアスカルが胸を合わせて離れる。

ウェッツェルが再びクリンチに持ち込むも、アスカルが体を入れ替えてケージに押し込むとシングルへ。切ったウェッツェルが離れ、左ボディストレートを入れる。続くシングルで倒されたアスカルは、下からエルボーも背中をマットにつかされる。ケージまで移動したアスカルのバタフライガードを越えようとするウェッツェルだが、立ち上がられヒザを急所に受けて試合が中断される。

再開後、左ミドルからヒザ蹴り、左ストレートを伸ばしたウェッツェルは、ケージ際のクリンチの展開で激しくポジションを入れ替えながらヒザを放つ。両ワキを差したアスカルがテイクダウンを決め、ウェッツェルはマルセロチンへ。引き込みに体を捻ってトップを取り、頭を抜いたアスカルに対して、ウェッツェルが三角絞めのセットしたところで初回が終わった。

2R、アスカルの右ローに対し、ウェッツェルが左ミドルを蹴り返す。テンカオから組んだウェッツェルをケージに押し込んだアスカルが肩パンチを打っていく。ヒザを蹴り合い、離れたアスカルに左ミドルを入れたウェッツェルが、パンチで距離をつめてテイクダウンを決める。パンチの連打&鉄槌に背中を見せたアスカルは、一気に動きが落ちる。

足のフックのないRNCには背中をマットにつけてエスケープしたアスカルは、サイドで抑えられパンチの連打を許す。ウェッツェルは背中を見せたアスカルにパンチを連続し、TKO勝ちを決めた。

「決めることができた。6週間のトレーニングキャンプの成果だ。3Rかけて、ダメージを与えるつもりだった。そしてフィニッシュできると。次? UFCだよ。高校生のときからそこを目指してきた」と涙を流しながらウェッツェルは話した。


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