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【WNO08】ハイサム・リダ──初陣でテイクダウンを2度目決め、ジャッジ判定3-0勝利

<205ポンド/15分1R>
ハイサム・リダ(ガーナ)
Def. 3-0
スローン・クライマー(米国)

頭一つ長身のハイサム、立ちレスが続き1分が経過したころにクライマーがジャンピング・ギロチンを狙う。ハイサムも、もうこの技に掛かることはなくクライマーが笑顔を浮かべる。2分半が過ぎ、ハイサムがジャンピングガ―ドから引き込みボディトライアングルに取る。

と、ハイサムはレフェリーに何やらアピール。滑りやすいということで、レフェリーがクライマーの体をタオルで拭いて試合は同じ形から再開され、ガードが開くとクライマーが立ち上がりハイサムもスタンドに戻る。ここから立ちレスが続き、ハイサムがニータップのフェイクを見せる。

頭を取られたクライマーが離れ、スタンドの展開が4分続き、ハイサムが粗い動作で頭を掴みに行く。手を合わせた両者、ここから右手でクライマーの頭を取ったハイサムが小外刈りを決める。トップを取ったハイサムに対し、クライマーはロックダウン&ボディロックという10thPlanetムーブからスイープを狙う。ハイサムは必死に左足を抜きにかかるが、トップキープを諦め立ち上がることを選択した。

残り4分からスタンドレスリング、2分が経過しハイサムが足払いでテイクダウン。座ったクライマーに対し、ハイサムは寝技を続けずスタンドへ。クライマーも勝負を賭けて最後の20秒でスライディング・ガードをからバタフライガードも、ハイサムがワキ差しパスのプレッシャーをかけたところでタイムアップに。ジャッジは3者ともハイサムを支持しWNO初陣を勝利で飾った。

「柔術イベントの最大の一つの大会にデビューできてエキサイトしている。今はただエキサイトしているよ。以前もいったようにここにきて、今も勉強中で。米国にいることがビッグディールなんだ。いつの日かベストになるために毎日、練習している。彼がタフなことは知っていたし、試合が始まってからは少しスリッピーで。でもいつものように足払いでテイクダウンできた。ファンが期待した試合にはならなかったかもしれないけど、ハイレベルな戦いでは一つのミスが勝利を遠ざけてしまうから、今回は慎重に戦った。自分の階級でトップ10を破りたい」と試合を振り返ったハイサムは、最後に日本語で「カルペディエム・ファミリーの皆さん、日本の皆さん、いつも応援ありがとうございます。色んなメッセージをいつももらって、それを見て『頑張ろう』となっています。またいつか皆の前で試合ができること期待しています。押忍」と話した。


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