【Bellator256】淡々と、着実に動き続けたカモーシェがポルトから3-0の判定勝ち
<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)
回るカモーシェに右ローを蹴ったポルト。カモーシェもサウスポーの構えから右カーフを蹴る。ポルトも右ローを返し、右ミドルを狙う。ローカーフを続けるカモーシェが右ストレートも届かせるように。さらに左インサイドローも蹴るカモーシェに対し、ポルトは右ミドルを繰り出す。ローから左ストレートをセットしていくカモーシェだが、ポルトも右ローを蹴り、組んだところで時間となった。
2R、オーソでも構えるカモーシェは右ローを蹴る。ポルトの右を2発受けてサウスポーに戻したカモーシェが組んで、ケージへ。左腕を差し合い、クラッチを組めないカモーシェがシングルへ。足を制さず絞めを狙ったポルトを大きく抱えてテイクダウンしたカモーシェは、立ち上がってきてもケージに押し込み続ける。残り1分40秒で離れると、ポルトが右を放ち、カモーシェがカウンターを狙う。回るカモーシェと、追いかけるポルト──その距離はほぼ変わることはなかった。
最終回、フットワークを使いステップインのカモーシェが、ポルトの前進はかわす。追いかけたポルトは、カモーシェのダブルレッグをスプロールして離れる。噛み合わない部分で勝負する両者、拳が届く距離になるとカモーシェの方が精度の高い攻撃を繰り出す。
当ててから離れるカモーシェは、スリップしたから尻もちをつく。
距離を詰めたポルトに対し、カモーシェは起き上りながらダブレッグ。ケージに詰めてシングルへ、右腕を差しあげたポルトが耐えると、ダーティボクシングでカモーシェが連打を入れる。互いにエルボーを放って離れると、時間は40秒を切っている。カモーシェが左ミドルから左ハイを見せ、ショートのパンチを纏めると最後はクリンチ&パンチで試合を締め判定勝ちを手にした。