【CJJW2021】本戦攻勢のデフロンだったが、オーバータイムでザック・シュナイダーに下る
【写真】本戦のデフロンの動きは素晴らしく良く、しょうがないことだが本戦優位な人のアドバンテージがOTに欲しい(C)EBI
<バンタム級T1回戦/10分1R>
ザック・シュナイダー(米国)
Def.OT by RNC
ゲイブリエル・デフロン(米国)
座ったデフロンに対し、シュナイダーがストレートフットロックを仕掛ける。強烈に締め上げたシュナイダーはリリース後に、立ち上がったデフロンをシッティングの状態で殴っていく。掌底を振るいつつ──起き上ってダブルレッグに出たシュナイダーだが、ボディロックに前転したデフロンがトップへ。
バタフライガードのシュナイダーにデフロンは掌底を落とし、離れる。試合はスタンドに戻りカニバサミ狙いのデフロンは、かわされてストレートフットロックのシュナイダーに強烈な勢いの掌底を打っていく。たまらず足を離し、シングルからハーフガード、潜っていくシュナイダーは掌底を纏めて打たれる。
試合は場外際から中央でリスタートとなり、バタフライガードのシュナイダーを持ち上げたデフロンがスタンドに戻る。続く足関の攻防からスタンドに戻ったデフロンは、アームドラッグでバックを取り、グラウンドへ。即シュナイダーが胸を合わせ、試合は再度フリーズから中央で再開される。
鼻血を流すシュナイダーは枕でプレッシャーを掛け、一旦はトップで試合を固める。ここから一気にパスを決めたシュナイダーはサイドで抑えてマウントを狙う。足を取って後方回転のデフロン。シュナイダーは足を抜いて試合はスタンドへ。2度、3度とカニバサミを見せたデフロンだが、仕掛けは浅く立ちレスに戻る。ここで小外をすかされたシュナイダーが頭をマットに打ちつける、残り3分でアームドラッグ&バック奪取のデフロン、引き込んでスクランブル狙いのシュナイダーにダースを仕掛ける。
自ら技を解いたデフロンは、続いてデフロンの起き上りながらのダブルレッグに10フィンガーギロチンで反応。しかし、尻もちをついた状態では極め切れず逆にダブルで下になったデフロンだが、スイープから3/4マウントを取って掌底を落とす。ハーフに戻したシュナイダーは、ダブルアンダーフックでオーバータイム狙いに転じる。そのまま10分が経過したが、シュナイダーが疲弊していることは明らかだ。
OT先攻のシュナイダーはシートベルトを選択し、四の字フックへ。シュナイダーは39秒RNCでタップを奪った。こうなるとスパイダーウェブを選んだあと攻めのデフロンが懸命に右腕を伸ばしに掛かるが、39秒以上では極め切れず──本戦劣性のシュナイダーのOTを有効活用し準々決勝進出を決めた。