【UFC169】アリスターがミアに完勝。「少し安全に戦った」
<ヘビー級/5分3R>
アリスター・オーフレイム(米国/9位)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
フランク・ミア(米国/10位)
両者、間合いを測るなかミアが左の前蹴りを見せる。アリスターは右ボディストレートを放つが、左ストレートを顔面に受ける。ミアが組みつくと、アリスターが体を入れ替え距離を取り直す。アリスターのオープンハンドのような左フックに、押されるように姿勢を乱したミアは、続く組み合いのなかでヒザ蹴りを顔面に受けてケージ際まで下がってダウン、
ミアの左手を頭の後で組んで、右のパウンドをがら空きの顔面に落すアリスター。ミアはケージにもたれかかって立ち上がるも、ボディにヒザを受ける。アリスターは距離を取りなおし、スタミナを頭に入れた試合を展開する。アリスターが組みつくと、ミアはヒザを嫌がるように引きこんでヒールフックを仕掛ける。ハーフガードに移行したミアは右腕を差していくも、アリスターが強い鉄槌を落す。
インサイドハーフから細かいパンチを落したアリスターが、初回を圧倒した。2R、アリスターは左ジャブをヒットさせ、さらに左フックにつなげる。ミアのヒザ蹴りをすくって投げるなど、アリスターが強さをみせつける。ワンツーからスリーまで打ち込んだアリスターだが、ミアが直後にテイクダウンに成功する。バタフライガードを取るアリスターに、ギロチンを狙うとアリスターが背中をつけてディフェンス。
ミアは引き続きギロチンから引き込むもアリスターは、首を引抜いてトップを奪う。パンチを正確にミアの顔面に落すアリスター。さらにボディにヒザ蹴りを入れる。上体を起こしたアリスターは左のエルボーを落すと、ミアがフルガードに戻す。残り30秒、ケージを蹴ったミアが腰を切ると、アリスターは立ち上がってスタンドで待ち構える。残り10秒、レフェリーがブレイクを命じて、ミアがスタンドに戻ったところでラウンド終了に。
最終回、引き込んだミアはクローズドガードを取る。ボディと顔面にパンチとエルボーを落すアリスターが立ち上がる。組んですぐに引き込むミアは、ハーフからパンチを受ける。フルガードに戻すも、攻撃の手がないミアに対し、アリスターが余裕を持ってパウンドを落す。残り2分、アリスターのトップが続き、エルボーとパンチをミアが受け続ける。アリスターは起き上がって、スタンドに戻ると、右ストレートを打ち込む。慎重に戦うアリスターは、残り10秒を切って右ストレートから左フック、そのまま間合いを取って試合終了を迎えた。
余裕の判定勝ちを手にしたアリスターは「KOをいつも狙うけど、この試合に関して少し安全に戦った」と話し、UFC復帰の噂があるブロック・レスナーに触れてオクタゴンを後にした。