【ACA112】11勝1敗のブクエフとのオファーを1週間前に受けたアザマット・プシュコフがRNCで一本勝ち
<フライ級/5分3R>
アザマット・プシュコフ(ロシア)
Def.2R2分17秒 by RNC
イムラン・ブクエフ(ロシア)
11勝1敗のレコードを持つブクエフ。対するプシュコフは6勝1敗のファイターだ。まず右を当て、ローや前蹴りを繰り出すブクエフは、プシュコフの左をかわして左フックを当てる。右が伸びるブクエフは左右のローを蹴り、右オーバーハンドからスピニングバックフィストも右フックを被弾してバランスを崩す。そのまま組み入ったブクエフ、切ったプシュコフが右アッパーをヒットさせる。すぐにシングルレッグに出たブクエフに対し、プシュコフがパワーギロチンから引き込む。
頭を押し込んで防いだブクエフが左右のパウンドを落とす。左エルボー、右のパンチを連続で落としたブクエフはマウントを取りにいくも乗りすぎて前方に送られ、立ち上がったプシュコフがバックに回る。RNCに胸を合わせたブクエフはヒザ蹴りを入れシングルレッグへ。プシュコフはキムラクラッチで耐え頭部にエルボーを入れる。強引にテイクダウンを狙ったブクエフは、プシュコフの腕を抜いてパウンドを落とした。
2R、ブクエフが左右のロー、プシュコフも切れのある後ろ回し蹴りを繰り出す。右から左を当てたブクエフだが、プシュコフが左フック、右アッパーを打ち込む。組まれても払い腰で投げたプシュコフはスクランブルからのブクエフのシングルにキムラから腕を取ってサイドへ。キムラを外し、エルボーを打ちつけるプシュコフは、パスからバックへ回り込みRNCへ。両足をフックし上を向いたプシュコフが、番狂わせの一本勝ち──アクマットファイトクラブ勢の敗北に、グロズヌイの観客は静まり返った。
1週間前のオファーを受けて勝利したプシュコフは「ずっと試合の機会を待って練習してきた。僕はいつオファーを受けたも問題ないよ」と話した。