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【ONE90】ウェルター級王者カデスタムの初防衛戦の相手は、16試合で一本勝ちカザフの極め技師キシギン

Kadestam【写真】昨年11月に腰に巻いたウェルター級王座の初防衛戦に挑むカデスタム (C)MMAPLANET

4日(月・現地時間)、3月8日(金・同)にミャンマー、ヤンゴンのトゥウンア・インドアスタジアムで開催されるONE90「Reign of Valor」でONE世界ウェルター級選手権試合=王者ゼバスチャン・カデスタム✖挑戦者ゲオルギ―・キシギンが組まれることが明らかとなっている。


カデスタムは昨年11月のONE83でタイラー・マグワイアを5RにKOし、ベン・アスクレンの返上した世界王座を受け継いだスウェーデン人ファイターだ。長らくタイやフィリピンでオーレ・ローセンを師事していたが、今では母国に戻り同国のMMAのパイオニアであるオマー・ブイシェ率いるパンクラスジム・スウェーデンに所属している。

Kadestam vs McGuire先の王座決定戦では、あのルイス・サッポをテイクダウンで圧倒したマグワイアに全く付け入る隙を与えず戦った。クリーン・テイクダウンされることなく打撃で削り、最後は右フックでダウンを奪い、グラウンドのヒザ蹴りでKO勝ちと、やるべきことをやり切った上での勝利だった。

対して挑戦者のキシギンはこれがONE初陣となるカザフスタンの選手で戦績は20勝5敗、うち16戦で一本勝ちを収めているサブミッション・スペシャリストだ。現在14連勝中で直近の試合では昨年12月にロシアのRCCでホウジマール・トキーニョに勝利している。このトキーニョ戦では右ストレートを当て、引きこんでも寝技に付き合わないという姿勢を見せ、テイクダウンを奪われてもクローズドガードでブレイクを待つなど打撃で試合を組み立て、スタンドのパンチの連打でKO勝ちを決めた。

とはいってもこれはトキーニョ専用の戦術だろう。この戦いをカデスタム相手に再現することはまず考えられない。そのキシギンは下になってからも腕十字や三角絞め、キムラスイープなどを持っているが、基本的には腕十字にしてもテイクダウンからポジションを奪取し、トップから極めにいくパターンが目立つ。この他、スクランブルでダースチョークを決めるなど上攻めのグラップラーだ。

そんなキシギンが気を付けないといけないのは、テイクダウン狙いを防がれた時のグラウンドでのヒザ蹴りだ。ONE特有の攻撃はチャンピオンの得意とするところでもある。組んで倒せば勝てるという強い気持ちをキシギンが持続できるか。あるいはカデスタムが、これまでのキャリアで確立してきた──組みを切って打撃戦という戦いに持ち込めるのか。

ベン・アスクレンを経験したことで、組みに対する対処に余裕が持てるようなったチャンピオン、加えて空調施設のない会場は湿度が高く、戦っている選手は汗まみれとなる。このような条件下では、グラップラーは厳しい戦いを強いられるの周知の事実。その点をもってしても、カデスタム優位と考えることができるONE世界ウェルター級選手権試合inヤンゴンだ。

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