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【Pancrase304】BBAなめんな、3連発──ライカの相手がスクランブルに強いカントゥアリアに

Pancrase304【写真】欲を出せば命とり。ライカにとって、そんなカントゥアリア戦となりそうだ (C)PANCRASE & MMAPLANET

4日(月)、パンクラスより4月14日(日)に江東区スタジオコーストで開催されるPancrase304に出場するライカの対戦相手が、ブラジルのマイラ・カントゥアリアに決まったことが発表されている。


BBAなめんなよ、3連発──藤野恵実、端貴代、ライカの女子レジェンズの揃い踏み。既に端がシッジ・ホッシャとフライ級QOPTに挑むことが明らかとなり、ライカの相手も決まった。

カントゥアリアは1988年12月生まれの30歳の選手で、キャリアは4勝3敗1分。名の知れたところではUFN144でUFCデビューしたサラ・フロタと戦いスプリット判定負けを喫している。フロタは大幅体重オーバーがあったとはいえ、あのリヴィア・ヘナタ・ソウザに競り負けるまでキャリア12連勝だったブラジルのドメスティック最強のクラスのファイターだ。

そのフロタを相手に戦い、無防備にパンチを被弾することはあったが、スクランブル戦など優位に戦う場面も見られた。プレスリリースには左ミドルとねちっこい柔術をベースに戦うという明記されているように、カントゥアリアの構えはサウスポーで遠目の距離では右ジャブや左ミドル、ヒザ蹴りなどを繰り出しソリッドに戦う。

そしてねちっこい柔術というは、すばり先に挙げたスクランブル戦を指すモノと推測される。ピンチに陥ると、躊躇なく下を選ぶことができるのは、三角絞めなど極めもあるが、ワキを差して立ち上がりながらシングルやダブルのリフトでリバーサルという局面でカントゥアリアは力を発揮してきた。

反面、接近戦の打撃はガードが甘く、打ち気が強い分だけパンチを被弾する傾向にある。このところライカは自らテイクダウンを仕掛け、グラウンド戦を挑む場面も多いが、このカントゥアリアとの試合に限っては、テイクダウンを切ってパンチで勝負したい。

勝っても負けてもスプリットが多いカントゥアリアは、ドロドロのスクランブル戦で強味を発揮するタイプ。よってライカとしては総合力ではなく、ボクシング&スプロール力で突き放すファイトが必要だ。かつての王道スタイルを貫くこと、それがライカに勝利を呼び込むこととなる。

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