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【UFC232】驚きのない試合で、ウォルト・ハリスが驚きのスプリットでオルロフスキーに勝利

<ヘビー級/5分3R>
ウォルト・ハリス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)

サウスポーのハリスが左ミドルハイを繰り出す。オルロフスキーは右のダブルで前に出る。目を気にしたオルロフスキーだが、レフェリーは流す。ハリスは組むんでケージにオルロフスキーを押し込み、ヒザを見せる。右腕を差して体を入れ替えたオルロフスキーだが、テイクダウンは取れず距離を取り直してローを蹴る。ハリスはステップバックし右を当て、左ミドルを蹴り込んでいく。オルロフスキーは掛け蹴りからスピニングバックフィストと変則的な動きを見せるが、効果はない。

ならば正面から打ち合うと、ハリスのパンチを被弾してしまうオルロフスキー。待ちの姿勢からのカウンター、そこからの打ち合いで優勢だったハリスが初回を取った。

2R、右を振るって前に出るオルロフスキーは、アイポークに怒りのアピールをする。ハリスに注意が与えられ、ドクターチェックが入る。再開後、オルロフスキーがカウンターの右からハイを繰り出すが、直後にテイクダウンを奪われる。一旦腹這いになり、立ち上がったオルロフスキーの踏み込んでからの右にハリスがステップバックする。見て、フェイクという展開が続き、一瞬の交錯ではオルロフスキーの右にハリスが左を当てる。

シングルを切って右ショートフックを入れたオルロフスキーだが、左ミドルからハリスが右を狙う。遠い距離、手数の少ない試合は最終回へ。

3R序盤も両者の距離は変わらないなか、ハリスがより圧力を高め左を伸ばす。オルロフスキーが前に出て来たところで、再び左ストレートを決めたハリスが、ケージにオルロフスキーを詰める場面もあるが、そこでのパンチの精度は高くない。その後、相手の動きを見る展開に戻る。残り1分を切っても、両者の姿勢は変わらずタイムアップに。と、ジャッジの1人が30-27でオルロフスキーという驚きのスコアをつけていたが、ハリスはスプリットで勝利を手にした。


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