【PFL2018#10】テイラーの反則でハワードが試合続行不能に。結果、ドローで初回を取ったテイラーが決勝へ
<ミドル級準決勝/5分3R>
ルイス・テイラー(米国)
Draw.2R4分58秒 by Technical
ジョン・ハワード(米国)
ハグで始まった一戦は、まずハワードの右ローをテイラーがかわす。左ジャブを伸ばしたテイラーがサイドキック、顔面にもサイドキックを狙ったテイラーに対し、ハードがテイクダウンへ。切ったテイラーがサイドキックを続け、ヒザ蹴りをボディに突き刺していく。クリンチの展開を経てから両者が離れると、互いにローを蹴る。テイラーの左ミドルをキャッチしたハードだが、テイクダウンには至らない。
動きの少ない目視戦はテイラーのジャブを当てて距離をコントロールすると、飛び込んでの左ヒザを顔面に届かせる。動きが止まったハワードにもう一発ヒザを入れたテイラーは、組まれても豪快な反り投げを見せてギロチンへ。これは極めきれなかったが、もう一度ボディロックテイクダウンを奪ったテイラーが初回を完全に取った。
2R、開始直後に組んでいくハワードだがテイクダウンを奪えない。テイラーは逆にダブルレッグを決めてテイクダウンに成功する。クローズドを取ったハワードに対し、テイラーは細かいパンチを続ける。スイープ狙いからスクランブルに持ち込んだハワードをテイラーがギロチンで捉える。ケージを背負った状態、頭を抱えているにも関わらずブレイクが命じられるが、試合はすぐにケージ際のクリンチ戦に。ボディロック&小外刈りでテイクダウンしたテイラーが、その後もトップキープしパンチを打ちつける。
残り10秒を切り、グラウンド状態のハワードの顔面にテイラーがヒザを入れてしまう。ハワードは明らかに戦意を失っており、試合続行は不可能に。反則攻撃によるリタイアに対し、審判団の競技が続く。結果、テイラーの故意でない反則攻撃によってハワードが試合続行不可能になったということでテクニカルドローに。そして、初回を取っていたことでテイラーの決勝進出というアナウンスがなされた。
初回を取った云々は事前にアナウンスされたレギュレーションではないが、とにかく決勝進出ファイターをライブ中継のなかで決定する必要がPFLにあるというころだろう。