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【ONE73】コンスリチャイがテイクダウン&トップキープで圧倒するも、打撃の対処に難あり…

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
クリッサダ・コンスリチャイ(タイ)
Def.3-0
ジェレミー・ミアド(フィリピン)

コンスリチャイが右ローを蹴ると、ミアドは右ストレートを突き刺す。コンスリチャイは右のパンチを振って組みつくと、もろ差しからテイクダウンを奪う。ミアドの右足を一本超えて、上体を固めるコンスリチャイ。ミアドがハーフガードから潜り系のスイープを仕掛けると、コンスリチャイは俵返しのようにミアドを後方に投げ捨てる。

ミアドは再び潜りスイープを仕掛け、立ち上がることに成功。すぐにヒジ打ちを振るう。そこから組みの展開になるとミアドがもろ差しをとるが、コンスリチャイがテイクダウンしてマウントポジションを取る。必死に動き続けるミアドだったが、体力的な消耗が目立ち、コンスリチャイのヒジを受ける。苦しい展開だったがミアドは残り1分でハーフガードから立ち上がり、試合はスタンドに戻る。右の前蹴り、右ストレートを伸ばすミアド。コンスリチャイは右ミドル、構えをスイッチしながら右フックで踏み込み、再びテイクダウンしてマウントポジションを奪った、

2R、コンスリチャイはミアドの右ストレートに合わせて組みつくと豪快にテイクダウン。一度はマウントを取られるミアドだが、クローズドガードに戻して三角絞めを狙う。トップポジションをキープし続けるコンスリチャイだが、パウンドやヒジを打つことが出来ず、ブレイクで試合がスタンドに戻る。

ミアドは距離を取って右ストレート。コンスリチャイも右ミドルを蹴るが、ミアドはそこに右ストレートを合わせる。コンスリチャイは手招きして、ミアドにパンチを打たせようとするが、ミアドはそれに乗らない。逆に離れた間合いから右ストレートを当て、コンスリチャイのタックルを切って再び右を打ち込む。ミアドの打撃になかなか距離を詰められないコンスリチャイだったが、パンチを振って強引に組み付くと、ミアドの身体をリフトするようにテイクダウンして、ここでもマウントへ。この状態でラウンド終了となった。

3R、コンスリチャイは突進して右を打ちながらダブルレッグで組みつく。これを切ったコンスリチャイがヒザ蹴りを放つと、これがローブローとなり、レフェリーがコンスリチャイにインターバルを与える。再開後、ミアドは左ミドルから右フック、コンスリチャイの右ミドルに右フックを合わせる。

打撃で流れを掴んだミアドはジャブ、右アッパー、右のヒザ蹴り。これで前に出ていくと、コンスリチャイがダブルレッグから組みついて後ろへ回り込む。ミアドは自ら前転するように足関節へ。お互いに足関節を掛け合うが、互いに相手の膝を自由にさせてしまい、極めには至らない。しつこく足関節を狙うミアドだったが、結局、両者の動きが止まってブレイクとなる。

再開後、コンスリチャイは右ミドルを3連発。ミアドは蹴り足を取ってシングルレッグに入るが、コンスリチャイはそれを切って顔面にヒザ蹴りとヒジ打ち。テイクダウン&トップキープで圧倒して勝利したコンスリチャイだったが、やや打撃の対応に難を見せる試合内容だった。

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