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【Rebel FC07】バンタム級王者ジュマイに挑戦、坂野周平─01─「これまで経験したことがない規模」

Shuhei Sakano【写真】明日の計量、日曜日の本番を待つばかりとなった坂野 (C)SHUHEI SAKANO

29日(日・現地時間)に中国は上海のケリーホテル・プードンで開催されるRebel FC07。同大会のメインでバンタム級王者アイディン・ジュマイに坂野周平が挑戦する。

日本ではZSTからパンクラスのネオブラや3分×3Rで戦っていた坂野が、5分×5Rのタイトル戦に挑むことも注目される今大会。現地入りした坂野に昨年のレベルFCで経験した出来事、今回のタイトル戦、そしてこれからについて尋ねた。

昨年9月の参戦時にバックパッカーの旅行のような──日本で戦っている限り、決して起こりえない経験をしていた。


──MMAPLANETには初登場となる坂野選手です。これまでZSTからDEEP、最近はPancraseを主戦場としてきた坂野選手が、レベルFCに初めて出場したのが昨年の9月でした。どういった経緯でこのイベントへの出場が決まったのでしょうか。

「去年の5月にパンクラスのネオブラッド・トーナメントの準決勝で負けてしまって……途方に暮れていたんです。絶対に優勝するつもりでいたので。そんな時にシュウ・ヒラタさんからレベルFCの話を頂いて、まず『なんで、俺?』と思いました」

──もともとレベルFCというイベントは認識できていたのですか。

「ハイ。第1回大会でリオン武選手が出ていた。その印象が強かったです。あと年に1回ぐらいやっているシンガポールの大会だというイメージでしたけど、まさか自分が出ることになるとは全く想像していなかったです。でも、とにかく試合のチャンスをもらったので、断るという選択はなく『やるしかないっ!!』と思いました」

──そして昨年9月にブラジル人のアレッシャンドリ・ナシメントと戦う予定でしたが、代役のワン・タオユエンと戦い2分14秒で勝利しました。

「深圳(シェンチェン)という街(香港と接する経済特区で人口1500万近い大都市)で試合をしたのですが、なんか急激に発展したみたいで身なりの良い人がいるのに、全く違う人もいて興味深かったです。

ただ試合までは色々とありました。僕がいけないのですが、韓国のインチョン空港がトランジットだったのですが、乗り継ぎに失敗してしまったんです。で、もうその日にうちに次のフライトはなくて、一晩、韓国の空港にポツンと置き去り状態で(苦笑)。

シュウさんも中国に向かって飛行機に乗っている最中だから連絡もつかないし、レベルFCのマッチメイカーに連絡すると『ノープロブレム』って返答があって、それから何も返信がこなくなりました(笑)」

──何がノープロブレムなのか(笑)。

「そこから寒い空港で、ひたすらコーヒーを飲んで10時間ぐらい過ごしました。で、朝のフライトに乗る直前にブラジル人がビザの問題で中国に来られなくなったので対戦相手が変わると言う連絡が入って」

──凄まじい状況ですね。

「もう『どうでも良いわぁ。試合ができれば』って感じでした。で、中国についても空港には誰も迎えに来てくれていなくて……携帯の充電もなくなっている。結構焦ってキョロキョロしていたら、中国人に話しかけられてタクシーっていう言葉だけ聞き取れたんです。

で、あぁ団体の人が迎えてきてくれたと思ってついていったら、それが白タク(違法タクシー)で。有り金全部取られるような感じになって、なんとかホテルには着きました」

──いやぁ、試合前でなければ若者にとって良い経験だと思えるのですが……。

「ホテルでシュウさんと連絡が取れるようになったのですが、『やってられないですよ!!』ってブチ切れてしまって(苦笑)」

──それはシュウさんも貰い事故のようなものですね(笑)。では一事が万事、運営はそういう感じだったのでしょうか。

「いえ、それがもう現地に到着してしまうと、レベルFCのスタッフは中国語と英語が話せる若い人が多くて、凄く親切でした。到着が水曜日で、土曜日の試合までだいたい少しスケジュールが押すのですが、大きな問題なく進んでいく感じで。

そんなことがあったので体重が勝手に落ちていて、水抜きがメチャクチャ楽になっていました(笑)」

──いや図太い。

「勝てて良かったとは思います。アレで負けていたら、踏んだり蹴ったりです。ただ、なんといってもレベルFCは大会自体も演出も豪華だし、凄い大会だと思います。これまで経験したことのない規模で、お客さんの熱も凄かったです」

<この項、続く>

■Rebel07対戦カード

<Rebel FCバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アイディン・ジュマイ(中国)
[挑戦者]坂野周平(日本)

<Rebel FCフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ホドルフォ・マルケス(ブラジル)
[挑戦者]摩嶋一整(日本)

<ウェルター級/5分3R>
アドリアーノ・バウビ(ブラジル)
郷野聡寛(日本)

<フェザー級/5分2R>
マルシオ・アンドラージ(ブラジル)
アントン・ラドコ(ウクライナ)

<フェザー/5分3R>
ルー・チェンホォン(中国)
ドミトロ・プリビエイロ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
メモッシュ・ラザ(英国)
イゴール・グリツキェフ(ウクライナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マテウス・シェフェウ(ブラジル)
コンスタンチン・アンドレイシュ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
リュウ・レンチェ(中国)
カルロ・アウレル(フィリピン)

<ヴェザー級/5分3R>
タン・ハイ(中国)
マリオ・シスムンド(フィリピン)

<フェザー級/5分3R>
レイ・ユー(中国)
ハン・クオチン(中国)

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