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【Bellator196】4月6日、ハンガリーでベンヘンがフエルタと渋すぎる対戦!! ボリクスにも要注目

Huerta vs Henderson【写真】レジェンド対決でもなく、タイトルコンテンダー対決でもない。ベンヘンとフエルタの一戦はMMAナードのぶつかり合いといった風情がある(C)BELLATOR & MMAPLANET

13日(火・現地時間)、Bellatorより4月6日(金・同)にハンガリーはブダペストのBOKホールで開催されるBellator196にベンソン・ヘンダーソンが出場し、ロジャー・フエルタと対戦することが発表された。


1年振りのハンガリー大会は当初の予定ではメインでフェザー級の新鋭ジェイムズ・ギャラガーが、ハンガリー人ファイターでキャリア10勝0敗のアダム・ボリクスと対戦予定だったが、負傷欠場しベンヘンのスクランブル発進が決まった。

元UFC世界ライト級チャンピオンはすっかりベラトールの一員として、世界第2位のMMAプロモーションを引っ張る存在になっており、良くも悪くもベラトールに染まっている。悪くもというのは、ズバリ戦績面で予想以上に苦戦を強いられていることに起因する。

ウェルター級でベラトール初戦を戦いアンドレ・コレシュコフの持つベルトに挑戦して以来、サークルケージでの戦績は1勝3敗と振るわないベンヘン。それでいて特別な存在であり、またレジェンド枠にも収まらず第一線で活躍し続けている。そんなベンヘンが、このタイミングで職人張りの緊急出場し、相手がフエルタというのも興味深い。

メキシコ系米国人の圧倒的な支持を得て、UFCでもスター街道を突っ走ってきたフエルタはMMA史上、初めてスポーツイラストレイテッド誌──1954年創刊の米国で最も人気のあるスポーツ週刊誌──の表紙を飾ったファイターだ。その後もロンダ・ラウジー、コナー・マクレガーしかその栄誉を授かっていないなか、フエルタはUFCを離れラテン系ファイター路線を敷いていたベラトールに籍を移した。が、その頂点の座はプエルトリコ系のエディ・アルバレスに落ち着き、彼はベラトールも離れることとなった。

フエルタの実に7年半振りのベラトール出場、北米を離れた彼はONEからPhoenix FCと東南アジアから中東で戦ってきた彼は、魅力だった粗さがそのまま成功を遠ざけて来たようなキャリアを送ってきたことになる。ここでベンヘンの持ち味といえる、我慢比べに付き合うことができるとフエルタにも再生の道が残されているといっても過言でない。

いずれによせフエルタとベンヘンが、ハンガリーで戦う。これは決して都落ちでない、彼らのMMAとの向かい合い方が反映された味のあるマッチメイクといえる。

Adam Boricsまたギャラガーとのメインがなくなったボリクスは、セミでマニュエル・ガジャと戦うことになった。強くなりたい一心で米国に渡り、ハリー・ホーフトの門を潜ったブリクスは、キックボクシングベースのウェルラウンダーで1年前のハンガリー大会ではアンソニー・テイラーを相手にRNCで一本勝ちを飾っている。

対するガジャはギリシャ在住のアルバニア人ファイターで、戦績は6勝0敗。これまでアルバニアとギリシャで戦績を積んできた。ベラトールのスカウト網の面目躍如といえるガジャの登用だ。一方で気になるのがギャラガーの2試合連続の負傷欠場だ。

James Gallagher新世代の旗手として早くから脚光を浴びてきたギャラガーだが、昨年11月に外側側副靭帯と後十字靭帯を負傷し、これで10カ月も実戦の場から離れることとなった。

パトリシオ・フレイレを頂点とするベラトール・フェザー級戦線において、生え抜きAJ・マッキーが着実に戦績を積み重ねているのと対照的に、ギャラガーは完全に足踏み状態に陥ってしまった感がある。

Rogers元王者ダニエル・ストラウスを破ったエマニュエル・サンチェス、今年1月にライト級ではなくフェザー級としてベラトールと契約を果たしたTUF22随一の実力者=ソウル・ロジャースなど戦力拡充が進むなか、あの輝きが失われそうなギャラガーである。

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