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【Pancrase292】徳留一樹との再戦に臨む、ライト級KOP久米鷹介─02─「強いことは分かっている」

Takasuke Kume【写真】全てをぶつける。その一言に集約されている試合になる(C)MMAPLANET

10日(日・現地時間)、東京都江東区のディファ有明で開催されるPancrase292で、ライト級KOPの防衛戦を徳留一樹を相手に行う久米鷹介インタビュー後編。

現状で最強の相手が、全てを賭けて彼の前に立ちはだかる。そんな一戦を前に久米は落ち着いた口調で、覚悟は決まっている。全てをぶつけると静かに語った。

<久米鷹介インタビューPart.01はコチラから>


──常に久米選手を支えてきた日沖選手なども、その久米選手の変化をどのように捉えているのでしょうか。

「そこ関して直接、話題になることはあまりないのですが、練習中なんかに『そういう感覚になっているのは必死になっているから。必死になって掴もうとしているからだよ』と言ってもらえました。発さんの言ってくれるアドバイスの本質を僕が掴むようになったとは感じてくれていると思います」

──対徳留選手ではなく、自身の成長に自信が持てている感じでしょうか。

「自信とは違うと思いますが、けっこう楽しくできています。格闘技を理解することを、自分の体を使うことを楽しめています。そこは自信というよりも、気持ちとしては良い方向にあるはずです。

まだできないことも多いですが、体を使う動き……感覚、体感なのでどう言葉にすれば良いのか分からないのですが(苦笑)」

──試合中、最も気を付けないといけない点はどこになると考えていますか。

「一つは自分の動きをすること。これは絶対です。自分のペースで動く。ここは意識したいです」

──試合は相手あってのものですが。

「ハイ。だからこそ徳留選手が倒している距離には気を付けないといけないです。それに組み力が強いことも、僕は身をもってしっていますし。お互いに相手の良いところに奪い合う、そういう試合になると思います」

──口調からも本当に落ち着いているように感じられます。

「もう徳留選手が強いことは分かっているし、覚悟が決まっているというのか……。試合が決まったのが9月とか10月だったと思いますが、徳留選手しかいない状況だったので、そのまえから考えてきたことです。

だからって余裕なんて全くないです。余裕ではなくて、必死になるしかないんです。練習だけでなく、練習の準備段階でもそうですし、その日の反省も必死になってやっています。常に頭の中は徳留選手のことで占められています。

ただもう感情が昂ったり、気持ちが揺れることはないです」

──それこそ覚悟が決まっているということなのですね。

「ハイ」

──去年の試合前に書きしたためていたノートは、今回も活用しているのですか。

「そうですね。一度ゼロにするのではなく、あそこからグレードアップを考えて、書き加えたりしています。それと今年は去年と違い、発さんが実際に練習相手になってくれるのは大きいです」

──二人三脚健在ですね。自然光のヘッドライトも久米選手にはありますし。

「ヘッドライトは今、別の大陸に行っちゃったから(笑※取材は11月30日)見えなくなっています(爆)。とにかく発さんに相手をしてもらえるのは去年と違います。発さんのアドバイスが、実際に動いているなかでもらえるので。そこで理解度も違うというのか……」

──身も蓋もない話ですが、前途洋々の業界でもない。この試合に勝って大きく人生が変わることもない。それでも拘りを持って久米選手も徳留選手も戦っている。もう試合を見させてもらうだけです。

「ハイ。この試合に勝って、何かが確約されるわけではないことは理解しています。もう、やるだけです(笑)。本当にこの先とかまるで見ていないですし、徳留選手のことしか考えていない。そのなかでしっかりとできているので、作ってきたものを試合当日に全部、全てをぶつけるだけです。覚悟を決めて、徳留選手と向かい合います」

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