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【UFN118】気迫のテイクダウン&足関駆使でマーチン・ヘルド、4戦目でUFC初勝利

<ライト級/5分3R>
マーチン・ヘルド(ポーランド)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)

UFCで結果が出ない実力者ヘルドが、母国で歴史上の天敵といえるドイツ人ファイターのハクパレスを迎え撃つ。素早い出入りを見せるハクパレスが、蹴りでバランスを崩すもすぐに立ち上がる。アッパーを狙うハクパレス、さらにハイを蹴っていく。左が交錯し、ヘルドも真っ向から打撃戦に応じると、右をヒットさせる。スラッピーな打撃戦のなかで、ハクパレスの左がヘルドを捉える。直後に組みに行ったヘルドは低い姿勢でダブルを仕掛けるが、ハクパレスがケージを背にして耐える。

それでも執拗にくみ、アンクルを取りに行ったヘルドが、ダブルに切り替えてついにテイクダウンに成功する。ハクパレスはクローズドガードを取り、ヘルドがエルボー&パンチを入れて初回を取った。

2R、タッチグローブと見せかけて殴りにいったハクパレス。ヘルドはワンツーを入れるが、左を受けてダウンする。寝技に移行せず、立ち上がったハクパレスはダブルレッグを切り、左を当てる。手をついての回し蹴りから、組んだヘルド。これも切ったハクパレスだが、スピニングバックフィストを当てる。組み合いからジャンピングガード、足関節を狙ったヘルドに対し、ハクパレスが離れて足を抜く。

続く攻防で投げを決めたハクパレスをヒザ十字に捉えたヘルドは、そのままスクランブル戦に持ち込みトップ&サイドを奪取する。ハーフに戻したハクパレスだが、パンチを落とされすぐに立ち上がることができない。ハクパレスのスクランブル狙いも潰したヘルドは鉄槌をガードの中から落とす。蹴り上げにも、スクランブルをさせなかったヘルドがエルボーを2発入れ、この回を持ちこたえた。

最終回、開始早々にダブルレッグをヘルドが決める。ハクパレスが足を効かせようとすると、ヒールフックを仕掛けスクランブルを許さない。ガードを取ったハクパレスに再びヒールを仕掛け、立ち上がろうとすると潰したヘルド、懸命に彼流のスコアリングを駆使する。ハーフからキムラを狙いつつ、ハクパレスが腕を差してくるとダースで対処し、ついにパスからマウントを奪う。背中に乗り過ぎ、腕十字に移行するもこれをハクパレスが抜いて立ち上がる。

続く組みの展開でジャンピングガードを見せたヘルドは、暫くハクパレスを寝技に付き合わせる。スタンドに戻ったハクパレスに対し、ヘルドがテイクダウンを仕掛ける。これを切ったハクパレスが左を当て、ヘルドは組みへ。テイクダウンを着られたヘルドは、最後はパンチの打ち合いに付き合いタイムアップに。

最終回、序盤のテイクダウンからの攻撃がいかに評価される。結果、なぜか初回までヘルドのラウンドとなり、フルマークの判定勝ちで4度目の正直に「とても嬉しい。これが始まりだよ。ハクパレスは僕が思ったより良いファイターだった。テイクダウンからサブミットしたかったけど、勝てて本当にハッピーだ」と勝利の味を噛みしめるように語った。

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