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【Shooto】オニボウズを相手に世界フライ級王座防衛戦に臨む、扇久保博正 「強さを見せるしかない」

Nobita & Ogikubo【写真】ONE世界ストロー級チャンピオンの内藤のび太が、扇久保の計量に付き添っていた(C)MMAPLANET

明日15日(日)、千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで開催されるプロ修斗公式戦。4つのタイトル戦に5人のチャンピオンの登場、WSOF-GC×PXCフライ級王者対決、世代を超えた元同門対決、さらに女子戦とまさに修斗オールスター戦と呼ぶにふさわしい大会となる。

そんなビッグショーのメインでプロ修斗世界フライ級王座防衛戦をオニボウズ相手に戦う扇久保博正。

昨年、世界中のフライ級王者が集結して開かれたTUFシーズン24で全16参加選手中2番目の結果を残したにも関わらずUFCとの契約がならなかった扇久保が、再び修斗をメインに戦う。

そんな現状に対し、「TUFは過去の事」と今を勝つことを積み重ね、未来につなげようとしているチャンピオンをインタビューした。


──以前から扇久保選手に話を伺う機会がなかなかなく、ずっと尋ねることができなかったのですが、修斗の防衛戦を戦うと踏ん切りをつけることはいつ頃にできましたか。

「防衛戦はやらないといけないモノです。確かにUFC JAPANは頭にありました。でも、そこで出場がないなら修斗の防衛戦を戦うことが第一です。ずっとそのつもりで過ごしていました」

──UFCを見ていて、TUF24で扇久保選手に負けたり、同じように勝ち進むことができなかった選手が出ているのは、本当に納得がいかないのです。従来のシーズンならファイナルに残れば契約ではないですか。

「あのシーズンに限っては決勝はティム・エリオットがデメトリウス・ジョンソンに挑戦した試合で、僕はティムに準決勝で負けたことになるんです。

僕の試合は、面白いファイトスタイルではないんだろうなって。あっちで受けるファイトスタイルではなかった。そう思うしかないです。だからもっと打撃を磨いて、もっと自分を向上させないとダメですね」

──真正面から打撃でやりあうより、より勝てる方向で自分を磨いてきたわけではないですか。

「それはそうなんですけどね……(苦笑)。ただ、あそこで僕はティム・エリオットに負けたんです。それが決め手になっているんですよ。結局は、そこが全てなんです。あの試合で勝っていれば、誰に何を言われる必要もなく契約ができていたので。

僕自身は負けた瞬間に一からやり直しだと思いました。だから、今、修斗で防衛戦を行うことに不満も全くないですし、オニボウズに負けることだってあり得ます。現時点では、明日の試合に全てを注いでいるとしか言えないです」

──オニボウズ選手は北米MMAというフィルターを掛けると、凄く偏りの見られるファイターで、それだけに難しさがある選手だと思います。

「今、言われたようにMMAという戦いを堅く仕掛けてくる選手ではないです。ハッキリ言って、あまり戦いやすい相手ではない。すばしっこいですし、自分より小さい相手は得意じゃないんです。だから、凄く警戒しています。

この間、全てをレベルアップするしかないと思って練習してきました。そこを試合で出すしかない。打撃も寝技も、この前のデメトリウスじゃないですけど、UFCに出るにはお客さんがアッと思うような試合をしないといけない。

人間はあんなことができるのかと。なんか、明日は僕もやりたいですね。そういうオッと思わせることを」

──エッ!!

「いや、変なことはしないですよ(笑)。強さを見せるしかない。UFCが求めていることはフィニッシュ。打撃でも寝技でもそうです。そのなかで自分の力をしっかりと見せて、気持ちもひかないで戦うしかないです。

TUFはTUF。僕はあの時、100パーセントの力で戦った。そして、今ここにいる。アレは自分の歴史の中で、もう終わったことで全く引きずっていない。オニボウズに勝って、それから誰と戦うことになるのか分からないですけど、とにかく勝ち続けていく。それしか考えていないです」

──オニボウズ選手を相手に、自分の強さを見せつけて勝つ、お客さんが喜ぶ試合で勝つというのは、本当に簡単ではないと正直思えます。

「メンタルも含めて、明日の試合は難しいです。簡単ではない。皆がTUFのこともあって、扇久保が圧倒して勝つと思っているでしょうけど、そんな甘い相手ではない。だからこそ、皆が思っているように圧倒的な強さを見せて勝ちたいです」

──フェイスオフで全て服を着てしまう曲者ぶりを発揮していましたが……。

Onibozu vs Ogikubo「アハハハハ。アレだと裸だった僕の方が変なヤツだと思われますよね。僕もズボンを履いたが方が良いのかって確認を取りましたよ(笑)。でも、ああいうことを平気でしてくる。だから、試合でもああいう風に噛み合わないかもしれない。明日またメンタルを創ってしっかりと戦います」

──修斗オールスター戦でメインを張ります。

「本当に俺が一番だと思っています。だから、僕が盛り上げないとダメ……っていったら変ですけど、K-1が盛り上がっているし、明日の大会は凄く大切です。ここからまた修斗人気を上げていくためにも、自分だけのためでなくてMMAがどう底上げできるのかと考えて戦う必要があると思います。

そのなかで明日、福岡でRIZINもやっているので、明日行われる試合のなかで一番の試合をします。和田竜光選手のこと、MMAPLANETで書かれていたじゃないですか。和田君もそうだし、皆に扇久保はデカい舞台で見たいと思われるような試合をします。見ていてください」

■プロ修斗計量結果

<プロ修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]扇久保博正: 62.9キロ→61.5キロ→56.6キロ
[挑戦者]オニボウズ: 62.0キロ→59.8キロ→56.6キロ

<プロ修斗世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
佐藤将光: 65.3キロ→64.3キロ→61.2キロ
石橋佳大: 68.5キロ→67.8キロ→61.2キロ

<プロ修斗世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
澤田龍人: 57.6キロ→55.4キロ→52.1キロ
猿田洋祐: 57.5キロ→56.5キロ→52.2キロ

<プロ修斗環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 高橋遼伍: 72.1キロ→69.9キロ→65.7キロ
[挑戦者] 青井人: 68.0キロ→66.4キロ→65.4キロ

<フライ級/5分3R>
中村優作: 61.6キロ→60.2キロ→56.6キロ
ライリー・ドゥトロ: 62.0キロ→→56.7キロ

<ライト級/5分3R>
川名雄生: 77.8キロ→77.2キロ→70.1キロ
小谷直之: 76.4キロ→76.0キロ→70.3キロ

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング: 66.2キロ→63.0キロ→61.2キロ
論田愛空隆: 69.0キロ→66.5キロ→61.1キロ

<ライト級/5分3R>
岡野裕城: 77.0キロ→77.0キロ→70.1キロ
鈴木槙吾: 76.4キロ→75.6キロ→70.2キロ

<フライ級/5分3R>
覇彌斗: 63.2キロ→58.7キロ→56.6キロ
六本木洋: 63.8キロ→59.2キロ→56.5キロ

<バンタム級/5分3R>
奇天烈: 65.0キロ→64.5キロ→61.0キロ
祖根寿麻: 67.2キロ→65.2キロ→61.1キロ

<ストロー級/5分2R>
箕輪ひろば: 57.8キロ→52.8キロ→52.1キロ
ふじい☆ペリー: 55.0キロ→53.8キロ→52.2キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史: 75.0キロ→74.0キロ→70.2キロ
大尊伸光: 74.8キロ→72.8キロ→70.3キロ

<女子62キロ契約/5分2R>
セラ: 64.5キロ→63.0キロ→61.7キロ
キム・ヨンギ: 63.8キロ→62.4キロ→61.6キロ

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