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【Shooto】環太平洋ライト級王座決定戦、トップ+ポスチャー=川名×ガードからの仕掛け=AB

Yuki Kawana【写真】2年振りに環太平洋王座に挑む川名 (C)KAORI SUGAWARA

23日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦。今大会のメインイベントでは空位となっている環太平洋ライト級王座決定戦として川名雄生×ABの一戦が組まれている。


川名は昨年4月に松本光史と世界王座を争い、一本負けでキャリア初黒星。約1年ぶりの復帰戦となった5月の後楽園大会ではウェルター級から階級を落として修斗初参戦を果たした元パンクラス王者・鈴木慎吾を右ストレート一撃でマットに沈めた。

対するABは昨年、松本と児山佳宏に敗れて2連敗を喫していたが、3月の大阪大会で当時無敗の長田拓也を三角絞めで斬って落とし、今回の王座戦に駒を進めている。

川名、ABともにフィニッシュする力を持っているファイターだが、そのファイトスタイルは異なる。川名は上体を振ってプレッシャーをかけ、打撃&テイクダウンのフェイントから試合を組み立てる。運動量&動きの多さが軸となるスタイルだ。

対するABはジャブを突きながらじわじわとプレッシャーをかけてボディロックへ持ち込み、トップポジションを取れなくてもサブミッションを狙うことが出来る。特にガードポジションから相手の頭と手首をコントロールしてからの三角絞め、もしくはアームロックを起点にバックを取るスキルに長けている。

ガードからのサブミッションが強烈なABだが、それは相手にトップポジションを許すことが多いことを意味している。三角絞めやアームロックで相手を引っかけられれば展開を作ることが出来るが、相手にベースを作られてパウンドで削られる展開になると苦しい。

川名もABのファイトスタイルの特徴を理解したうえで、テイクダウンより先は深追いすることなく、トップキープを軸に試合を組み立てるはずだ。以前、VTJで中村大介と対戦した際もサブミッションファイターの中村のアームロックを潰し続けて、中村を疲弊させて勝利を収めている。

技術的な相性でいえば川名有利だが、体力面まで含めるとどうか。川名は序盤から動き続けて試合を作る半面、試合後半になると動きが雑になり、強引な仕掛けを繰り返すこともある。

試合終盤までABがしつこくサブミッションを狙い続ければ、チャンスが訪れる可能性も少なくない。特にスクランブルやケージ際のテイクダウンの攻防でABがアームロックからの展開を作ることが出来れば、ABにもサブミッションのチャンスが訪れるはずだ。

早期決着にならなかった場合、体力的な部分が技術面に影響してくる中盤以降でどう試合が動くか──トップ川名のポスチャー、そこに対するABの崩しに注目したい一戦だ。

■ Shooto対戦カード

<修斗暗太平洋ライト級王座決定戦/5分3R>
川名雄生(日本)
AB(日本)

<バンタム級/5分3R>
佐藤将光(日本)
ルーベン・デュラン(米国)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
星野勇二(日本)

<ライト級/5分3R>
長田 拓也(日本)
児山佳宏(日本)

<バンタム級/5分3R>
岡田遼(日本)
金物屋の秀(日本)

<73キロ契約/5分3R>
福本よう一(日本)
鈴木淑徳(日本)

<バンタム/5分2R>
榎本明(日本)
論田愛空隆(日本)

<2017年度新人王決定トーナメント準決勝ライト級/5分2R>
Ju-sei Aquila(日本)
宍戸航太(日本)

<2017年度新人王決定トーナメント準決勝ライト級/5分2R>
藤木龍一郎(日本)
佐藤裕二(日本)

<ジュニア修斗52キロ契約/3分1R>
伊集龍皇(日本)
青井心二(日本)

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