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【HEAT39】石川英司と対戦、リアル(な)イモトアヤコ?! =オク・レユン「韓国にオク有りと……」

OK【写真】この特徴的な眉毛、リアル・イモトアヤコと呼びたくなるオク・レユン。石川のセコンドを務める北岡悟は「強い」と印象を述べている (C)CHOI WOO-SUK

19日(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT39。MMAルールのライト級王座決定トーナメント準決勝で石川英司と対戦するオク・レユン。
Text by Choi Woo-Suk

プサン名門チームMAD所属の新鋭が12日(日・同)に盟友チェ・ドゥホの結婚式から引き揚げてきたところでキャッチ。そのMMA歴と石川戦及びトーナメントに賭ける気持ちを訊いた。


──今日はチェ・ドゥホの結婚式だったのですね。

「ハイ。ただ試合もあるし、チームMADの全員が早目にブサンに戻りました。せっかくのお祝いの席ですが、試合まで1週間もないのでお肉だけ少し食べました。HEATで試合が終わったら、本場の和食を楽しむつもりです。

あとドゥホは同い年ですが、チームには結婚してない先輩達も沢山いるので、結婚は自分にはまだまだ考えられないですね(笑)」

──名古屋は初めてですか。

「名古屋だけでなく、日本が初めてです。キム・ドンヒョン兄さんやドゥホが活躍していた国なので、気合を入れて行こうと思います」

──自身でどのようなファイターだと思っていますか。

「ファンの皆さんが分かり易い打撃戦が好きですが、一応、グラップリングやレスリングの練習も励んでいます」

──チェ・ドゥホと同い年ということは1991年生まれですね。

「ハイ。3月23日生まれなので、ドゥホより10日ほど兄貴ですよ(笑)。ドゥホとはいつも練習してきましたが、自分の試合前になって結婚式で忙しいとか言って練習に付き合ってくれなかったです(笑)。でも、同じライト級のキム・ドンヒョン兄やチームの皆がサポートしれくました」

──チームMADへの愛着が強そうですね。

「自分は元々プサンっ子だし、家も道場から近い。高校の時に友達から一緒に入門しようと誘われたのですが、自分自身は兵役後に本格的に入門する事になりました」

──最初からプロを目指していたのですか。

「いいえ、普通に一般クラスで練習していて途中からヤン監督に選手クラスに参加してみないかと勧められました。つまり、選手になろうということでした。当時は大学生でしたので普段は夕方からの練習に出て、長い休みの間は昼のプロ練習に参加していたんです。一昨年の夏からフルタイムで選手練習に加わっています」

──格闘技で食べていくことは簡単ではないですが、迷いはなかったですか。

「なかったです。トップになれる自信があったし、チームMADにはドンヒョン兄のようにファイトマネーだけで生活している先輩が多くいたので。

親は心配していましたが、自分は体育学を専攻していて、両親揃ってスポーツが好きなので頑なに反対されることもなかったです。でも両親も自分もスポーツは好きでも格闘技には全く縁はなかったです。自分自身、MMAを始める前は兵役時代にテコンドーを習った程度で」

──なるほど。プロになってからはWBKやWLF(武林風)など中国での試合が多いですね。

「デビューから2試合はチームMADが主宰していたSUN FCで戦い、それから4試合は中国で戦いました。別に拘りがあるわけではなく、オファーがあったから戦っただけですけどね。日本でも韓国でも機会があれば、いくらでも試合がしたいです。

ただ残念だったのは武林風ではもう1試合勝ったらタイトル戦が約束されていたのに、韓国にTHAAD(弾道弾襲撃ミサイル)が配備されて、中国からのオファーがなくなってしまったんです……」

──その効果があるのかも分からない高額の武器を購入して配備する韓国、そこに報復処置をスポーツや芸能にまで持ち込む中国。バカな政治の被害者になったわけですね(苦笑)。ところでオク・レユン選手はアマでも試合を積んできましたね。

「ハイ。プロ戦績が5勝1敗で、アマも同じく5勝1敗です。アマでの敗北は腕十字で一本負け。プロではアゴにパンチを貰ってKO負けでした。言い訳になりますが、あの時は本当に体調が悪かったです。

試しにフェザー級で戦い、上手く減量できませんでした。通常体重が73キロなので簡単に65キロまで落ちると踏んでいたのですが、これがメチャクチャ苦労しました(苦笑)。痛い敗北を喫しましたが、良い勉強になりました。

中国ではキャッチウェイト戦が多くて、去年は逆に75キロで戦い、左の拳が折れてしました。1Rから痛みはあったのですが、アドレナリンが出ているし戦い続け判定勝ちできたのですが、これも勉強になりました」

──勉強続きですね(笑)。その拳の具合は?

「今は全く問題なく練習できています。あの時は相手が組み技が凄く下手で何とかなったのですが……石川選手が相手でなくて良かったです(笑)」

──つまり今回の対戦相手、石川英司選手のグラップリングは要注意だと。

「サウスポーでケージレスリングが強いです。経験も豊富だし、HEATのホームページの写真はサングラスをかけていて、『感じの悪い人だ』と思ったのですが、日本で練習したことがあるドンヒョン兄から凄く良い人だと聞きホッとしました」

──そんな石川選手との試合に向けて、意気込みをお願いします。

「目標は石川選手に勝つことではなくて、トーナメントで優勝することです。今回の試合、7月の決勝戦でドンヒョン兄やドゥホが日本のファンに想われたように──『韓国にオク有り』と想ってもらえるよう頑張ります」

■HEAT39対戦カード

<ISKA世界ライト級王座決定戦/3分5R>
皇治(日本)
モハメド・ブールフ(ベルギー)

<HEAT総合ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] エンリケ・スギモト(ブラジル)
[挑戦者] 辰巳豪人(日本)

<HEAT総合ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
アラン・ボドウ(フランス)
増田裕介(日本)

<HEAT総合ライト級T1回戦/5分3R>
岸本泰昭(日本)
トム・サントス(ブラジル)

<HEAT総合ライト級T1回戦/5分3R>
石川英司(日本)
オク・レユン(韓国)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R+ExR>
プリンス・アリ(イラン)
笹田勝俊(日本)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R+ExR>
トゥファン・ピラーニ(スウェーデン)
山下力也(日本)

<キック・72キロ契約/3分3R+ExR>
田中STRIKE雄基(日本)
Tomo(日本)

<キック・ライト級/3分3R+ExR>
般若HASHIMOTO(日本)
ダイスケ(日本)

<キック・女子57キロ契約/3分3R+ExR>
鈴木万李弥(日本)
キム・ヒジョン(韓国)

<総合・ストロー級/4分2R>
猪原聖太(日本)
岡部克己(日本)

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