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【Pancrase284】朱里、危なげなくグルサンダーにフルマークの判定勝ち

<ストロー級/5分3R>
朱里(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ミナ・グルサンダー(フィンランド)

細かいパンチを見せたグルサンダーに対し、朱里が右を当てる。グルサンダーも右を入れ、朱里が右から左を返していく。朱里のストレートが当たり、そのまま打撃戦で右フックを入れた朱里がケージにグルサンダーを押し込んでいく。ヒザ蹴りを太腿に入れる朱里は、ブレイク後に右を2発ヒットする。グルサンダーも下がらずパンチを放っていくが、朱里が左ジャブ、右ストレートを当ててく。

真っ直ぐ、そして頭を動かさないでパンチを振るうグルサンダーは朱里にとってパンチを当てやすい相手か。そのグルサンダーのテイクダウン狙いに対し、朱里はケージを背にしてヒザ蹴りを見せて耐える。残り1分20秒でブレイクが掛かり、両者デカゴン中央に。朱里が左ジャブ、そして右ストレートを打っていく。ワンツー、前蹴りで突き放し、またも左ジャブを伸ばす朱里。グルサンダーの右には右を合わせるも、ケージ際で追いかける際に足が揃うシーンも見られたが、パンチを当て続けた朱里が初回を取った。

2R、初回に続いて左ジャブ、そして右ストレートを当てていく朱里。グルサンダーの左ミドルも意に介せず前に出る。組まれ、ケージを背にしてなお鋭いヒザ蹴りを見せる朱里はがぶって体を入れ替える。朱里は右ヒザをボディに、左エルボーを見せて離れる。朱里のパンチを面白いようにグルサンダーを捉えるが、グルサンダーは怯まない。

殴られながら組んでケージに朱里を運ぶグルサンダーだが、ここでも態勢を返され逆にケージに押し込まれる。ブレイク後、残り20秒でテイクダウンを許した朱里は殴られながら立ち上がり、この回も10-9というスコアを3つ揃えた。

最終回、間合いとタイミングを図りながらグルサンダーがテイクダウン狙いへ。朱里はケージを背にして倒れない。残り3分強でブレイクが掛かり、朱里は右ストレートを顔面に当てていく。テイクダウンを切られるグルサンダーは、殴られながらパンチを出すしかなく、自らが攻撃を受けることが多くなる。

ケージに朱里を押し込んでも、体を入れ替えられる。このまま試合が進み、残り1分を切るとグルサンダーがギロチンから引き込む。反時計回りに足を抜きギロチンを無力化させた朱里はサイドで抑える。ここからエルボーを目の下にこすりつけるように放ち、最後も鉄槌の連打で締めくくった。

結果はフルマークで朱里が判定勝ちし、「試合が終わってホッとしています。ありがとうございます。パンクラスでメインを張らせていただけて、本当に嬉しかったです」とマイクで挨拶を行った。


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