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【UFN104】田中路教、渡米後早々にヒカルド・ラモス戦が決定──も、かつてない大アンダードッグ扱い??

11日(水・現地時間)、UFCより2月4日(土・同)にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催されるUFC Fight Night104「Bermudez vs Korean Zombie」に田中路教が出場し、ヒカルド・ラモスと対戦することが発表された。

日本MMA界の逸材もUFC参戦後は2勝2敗と五分の戦績で、通算戦績は11勝2敗。首脳陣より非常に厳しい評価を受け、昨年末から日本を離れサクラメントを生活拠点に置くようになった。

そんな田中に早速オファーが届いた。渡米が良い方向に働いたことになる──と早合点できないのが、世界最高峰の厳しいところだ。対戦相手のラモスはキャリア9勝1敗のブラジリアンで6つの一本勝ちと2つのTKO勝ちを誇る柔術ベースのファイターだ。素晴らしい戦績だが、オクタゴンに挑むファイターがフィーダーショーでこれぐらいの戦績を残していることは決して少なくない。現に田中自身、2014年のUFCデビューまでのレコードは10勝0敗だった。

ところがこのルーキーへのUFCの期待度はチョット他とは違う。セイジ・ノースカットやミッキー・ガルーを輩出したダナ・ホワイト・ルッキン・フォー・ア・ファイトのシーズン2で最初のエピソードで発掘されたのが、このラモスなのだ。

そもそもシーズン1で訪れたLegacy 51でラモスはマニー・ヴァスケスと暫定レガシーFCバンタム級選手権試合を戦い、RNCで一本負けしキャリア初黒星を喫している。それから半年後に彼はNew England Fightsのメインに出場し、何と大会名が「Lookin’ For a Fight」と名付けられたイベントをダナはマット・セラとディン・トーマスを伴って訪れている。そしてラモスはキャリア7勝2敗のアルフレッド・キャーシャキャンを2R2分10秒、RNCで下し──UFC出場が確定していた。

この大会が行われたメーン州は、コネチカットで生まれボストンで育ったダナ・ホワイトにとって、祖父母や従弟が住んでいたというゆかりのある土地。バケーションのたびに必ず訪れていた場所にダナは、広大な土地を購入しゴーカート場を持つ。そんな彼がホームと呼ぶ街を紹介するといういわば、特別なエピソードでラモスは発掘されたこととなる。

さらにいえばシーズン1のエピソード1で発掘されたファイターがセイジ・ノースカットだったことを想えば、UFCのラモスへの力の入れようも分かるというもの。田中としてみれば、かつてないアンダードッグ扱い。そんな逆境のなかただ、生き残りを賭けてサクラメントで汗を流す田中の意気込みは次項でお届けしたい。

<この項、続く


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