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【BFC】ベラトール6 メインは微妙な判定でソトが決勝へ

8日(金・現地時間)、テキサス州ロブスタウンのセントラル・パビリオン・アリーナではベラトール6が開催され、フェザー級トーナメント準決勝が行われた。

フェザー級、ライト級、ウェルター級、ミドル級の4階級で8人トーナメントが開かれ、その模様がESPNのスペイン語チャンネルDEPROTESで中継される同大会。1日(金)にはエディ・アルバレスとトビー・イマダの二人がライト級決勝戦進出を決めたが、今大会ではフェザー級決勝戦進出と、ファイトマネー+勝利賞・計5万ドルがかかった戦いの末、ジョー・ソトとヤヒール・レジェスの二人が勝ち残った。

Soto v Reis(C) BELLATOR FC■第7試合フェザー級準決勝/5分3R
ジョー・ソト(米国)
Def.3R終了/判定3-0
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)

【写真】1Rには両者とも、パンチでぐらつくシーンが見られたが、ジャッジの裁定はソトに (C) BELLATOR FC

サウスポーの構えから、軽くパンチを出すヘイスは、組みついてシッティングガードを狙うが、尻もちをついたときには、もうソトは距離を取っており、手が届かない場所に。続いて放たれたシングルレッグからの崩しに対しても、ソトは抜群のバランス感覚&フィジカルの強さで、スタンドをキープする。


ジャブの応酬のなか、ソトの右ストレートでヘイスがフラッシュダウン。深追いせずに立ち上がってくるのを待ち、スタンドの打撃戦に集中する。左右に動き、ジャブからテイクダウンを狙うヘイスだが、ソトのスピードと無駄のない動きに思うように攻めることが出来ない。

3度目のシングルレッグも逃げられ、4度目はがぶられるなど、ヘイスのテイクダウン狙いは完全に防がれてしまう。ならばと引き込んでも、距離を取ってブレイクを待つために、試合はおのずとスタンドオンリーとなり、ソトが常にアドバンテージを握った。

しかし、1R残り時間20秒を切ったところで、ヘイスの右フックでソトがバランスを崩す。続いて左もヒットさせ、組みつこうとしてきたソトを手繰ろうとして距離を取られてしまい、ヘイスは最大のチャンスを逸してしまう。

2R、ヘイスのダブルレッグを受け止め、ヒザを入れパンチで迎え撃つソト。カウンター狙いではなく、自ら前に出て左から、思い切り右を振るっていく。上体が揺れ、振りが大きくなるヘイスに対し、ソトは軸がしっかりしたストレートを放っていく。スライディング&シッティングガードからテイクダウンを狙ってもいなされるヘイスは、それでも動きを止めることなくハイキック、フックと手を出し続ける。効果的な攻撃は少なかったが、手数はヘイスといえるラウンドとなった。

最終ラウンド、抜群のタイミングでシングルを仕掛けても、ソトに切られてしまうヘイス。しかし、ソトも受けが目立つばかりで、自ら攻撃を仕掛けるシーンがほとんど見られない。シングルからシッティング、さらにガードを取り、ソトがパウンドを打ってくるところで組みつこうとしたヘイスだが、ソトが瞬時に察知し距離を作ったため、テイクダウン狙い→引き込みという北米MMAワールドではジャッジの心象を悪くする攻撃となってしまった。

テイクダウンを切り、パンチを打ち込むばかりで、常に待ちの態勢のソト。ヘイスのシングルに背を向けてディフェンスに成功し、尻もちをついてもすぐに立ち上がるが、自ら攻めるシーンはほとんど見られない。打撃の精度では上回り、またヘイスの突進をいなすなど、攻撃を見切る目を持っているが、試合はこのままタイムアップとなり、両者が勝利をアピールした。

ジャッジの裁定は、3者とも30-27でソトに。正確性には欠けていたが、常に攻める姿勢を見せていたヘイスの攻撃を防ぎ、ヘイスの失敗が目立ったということで手数が少なく、ミスも少なかったソトが、3R全てを取るという結果になったということか――。この判定結果は、互角の試合展開となった場合、戦いに勝とうする者ではなく、上手く勝負をまとめる者が勝利する典型的な北米MMA判定といえるだろう。

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