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【RFC35】ミドル級王者チャ・ジョンファンに挑戦、RYO<01>「全て答を出すことができる」

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ryo【写真】豊中市庄内にあるプラマーズデンでのコンディショニング・トレーニング後にインタビューを行った(C)MMAPLANET

10日(土)に韓国ソウルのチャンチュン体育館で行われるROAD FC 35でミドル級王者チャ・ジョンファンに挑むRYO。

DEEPミドル級王者として5月に初めてロードFCに参戦し、見事な距離間、見切りと自らの攻撃と打撃の進化を見せつけてユン・ドンシクにTKO勝ちを収め、早くも王座挑戦を実現させた。

ロードのベルトを巻く。それは彼にとって9年間に及ぶ、打撃の修練の総括。そんな一戦となる。


──あと2週間強でタイトル戦を迎えます(※取材は10月24日)。ロードFC初戦でKO勝ちを収めた直後のマイクで「もう1試合挟んで、お前に挑戦する」と王者に伝えていました。それが2試合目で挑戦決定となりました。

5月のユン・ドンシク戦は2R2分38秒でTKO勝ちするまで、その打撃の進歩をしっかりと見せ続けた(C)MMAPLANET

5月のユン・ドンシク戦は2R2分38秒でTKO勝ちするまで、その打撃の進歩をしっかりと見せ続けた(C)MMAPLANET

「実はこの流れがベストといえばベストです。本当はもう1試合やりたくはなかったんです(笑)」

──そうだったのですか(笑)。

「DEEPのベルトを持ってロードFCに上がっているので、正直なところすぐにタイトルに挑戦したいぐらいでした。でも、初参戦ということで力量を見たいといわれ、ユン・ドンシク戦を挟んだんです。

そこでしっかりと勝てたので、1試合挟むことなくそのまま挑戦する資格はあるだろうと思っていました。なので良い流れです」

──では、王者チャ・ジョンファンの印象を教えてください。

「トータルで色々とできる選手ですね。長南選手がクロスでやられたり、福田選手がKOされたことで打撃系と捉えられがちですけど、グラウンドとかでも凌ぐ力がありますよね。身体能力的なモノ、スタミナではなくて体力(たいぢから)、日本人の重量級には見られない体の力がある選手だと思います」

──打撃にしても、ガンガン打ち合うというタイプではないように感じます。

「自分の場合、以前はガンガン前に出てくる選手が凄く苦手だったんです。ボクシングのスパーでもボコボコにやられていました。韓国から戻ってきて10年になるのですが8年、9年と普通の人が考えないようなところから、打撃に関して疑問を持つようになり、頭のなかで色々と考えてきたんです。多分、普通の人は考えないような奇想天外なことまで(笑)」

──どこが普通の人が考えることと違っていたのでしょうか。

「例を挙げるとなぜオーソドックスとサウスポーがあるのか。右構えと左構えがあるなら、その真ん中に構えることはできないのか──とかですね(笑)。で、それを練習中に試してバコーンって殴られてきたんです。

言ったら頭がイっちゃっているような考えじゃないですか、真ん中なんて(笑)」

──それは固定観念を持たず、また指導をそのまま鵜呑みにするのではなく、RYO選手が自分で納得して積み上げてきたということではないですか。

「以前、通っていたボクシングジムではそんなことを聞くからトレーナーに白い目で見られていました(笑)。『何考えてんの? コイツ』みたいな顔をされて。そんなことがあり過ぎて、何を考えていたのか全てを思い出すこともできないんですけどね」

──そうやってゼロから積み上げてきたと。

「だから対戦相手がどういう戦い方をしてこようが、答が一つだけじゃなくて何通りもあります。ガンガン来る相手でもストッピング、どう止めるのかとか。チーム吉鷹の吉鷹(弘)先生に教えて頂いたのですが、人間って叩かれると反射が起こるんです。反射が起こることで、ストッピング作用が働き、前に出られなくなります。

それこそ、反射が起きているということになります。だから、反射を起こさせる方法とか、肩に力を入れさせる方法だとか。吉鷹先生もそうですし、ここプラマーズデンの末広(誠)代表とかと、この9年間ずっとやってきました。

チャ・ジョンファン選手がどういう対応をしてきても、僕は全て答を出すことができる。それは自負しています」

──チャ・ジョンファンの動きを見て、RYO選手は何をしていけば良いのか判断ができるということですね。

「その通りです。そのための練習を積んできました。あらゆるシチュエーション・トレーニングもやってきました」

──組みに対してもそこまで判断できるのですか。

「組みに関しては打撃と比べると、ちょっとまだ……。僕は打撃の方が得意なので、まだ分からないことだらけです。打撃の方が分からないことは少ない。知っていることは打撃の方が多いです。

ただし、どのような局面になろうが、やるべきことは何なのかは全て想定できています」

<この項、続く>

■ROAD FC35対戦カード

<ウェルター級チャリティーマッチ/5分2R>
キム・ボソン(韓国)
武士正(日本)

<ROAD FCライト級選手権試合/5分3R>
[王者] クォン・アソル(韓国)
[挑戦者] 佐々木信治(日本)

<ROAD FC無差別級選手権試合/5分3R>
[王者] マイティー・モー(米国)
[挑戦者] カルロス・トヨタ(ブラジル)

<ROAD FCミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] チャ・ジョンファン(韓国)
[挑戦者] RYO(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
清水俊一(日本)

<ライト級/5分3R>
イ・スンヨン(韓国)
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
パク・ウォンシク(韓国)
ムングオスズ・ナンディンエルデン

<ウェルター級/5分3R>
イ・ウンス
クエルバンジアン・トゥロシバク

■ Young Guns31対戦カード
<フェザー級/5分2R>
パク・ヒョングン(韓国)
キム・ヒョンス(韓国)

<ライト級/5分2R>
キム・ギョンピョ(韓国)
パク・デソン(韓国)

<フェザー級/5分2R>
キム・セヨン(韓国)
イ・チャンジュ(韓国)

<フェザー級/5分2R>
イ・ジョンヨン(韓国)
キム・ホジュン(韓国)

<フライ級/5分2R>
カン・ヨンス(韓国)
ワン・デユ(中国)

<ライト級/5分2R>
玉木壽成(日本)
キム・ギュヒョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
キム・ウジェ(韓国)
コ・ドンヒョク(韓国)

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