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【UFC167】レスリング+グラップリング合戦は、ハイに軍配

2013.11.17

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ハイ(米国)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 29-28
アンソニー・ラプスリー(米国)

サウスポー同士の対戦、開始直後にハイがテイクダウンを奪う。パスのプレッシャーからマウントを奪取したハイが左のパウンドを落す。ラプスリーのブリッジにバックマウントに移行したハイは、立ち上がられると自ら距離を取りヒザを入れる。ラプスリーが組んできたところにギロチンからがぶったハイはバックに回り込む。後方にスラムしたハイが再び、バックマウントへ。手を入れ替えたRNCを狙うハイはマウントへ戻ると、ラプスリーの動きに合わせバックマウントを取り直す。残り45秒で自らポジションを解いたハイは、ギロチンから引き込みスイープ、マウントを奪取した。

2R、シングルからバックに回ったハイは、足関節狙いを切ってギロチンからマウントへ。左のパウンドからバックグラブに入ったハイは、腕を取られるのを避けマウントへ戻る。バックを預けながら、胸を合わせたラプスリーがこの試合で初めてトップへ。細かいエルボーは落すが、効果的な打撃はなくトップキープのラプスリーがハーフへ。ラプスリーはアームロックを仕掛け、エルボーとのコンビネーションを見せる。ハーフから潜りきれなかったハイは、ガードのままラウンド終了を迎えた。

最終回、右ジャブから左ストレートで距離を詰めたハイが、テイクダウンに成功する。ラプスリーのハイガードを担いでパスに成功したハイは、立ち上がってくるところアナコンダ、ペルヴィアンネックタイを仕掛け、最終的にギロチンへ。ケージに詰められ窮屈な状態になると、オモプラッタに移行する。手首を抑えてトップを取ったラプスリーだが、ハイは直後に起き上がってダブルレッグを潰してギロチンへ。

ラプスリーは脇を潜ってバックを取るも、ハイは前転から足関節へ。これを潰したラプスリーがバックに回り込むが、ハイが前方に振り落とす。残り30秒、ハイはハーフから抑え続けタイムアップに。高度なレスリング+グラップリング合戦をハイが制した。

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