＜女子ストロー級／5分3R＞
ペイジ・ヴァンザント（米国／10位）
Def.2R0分17秒by KO
ベック・ハイアット（豪州）

軽快にステップを踏むヴァンザントが素早い右ロー。続いて前蹴りも、ハイアットがワンツーを返して距離を詰める。ヴァンザントは首相撲からヒザを入れて、間合いを取り直す。続くヴァンザントの前進にボディにワンツーを入れたハイアット。無理にヴァンザントを追いかけず、前に出てきたところに攻撃を仕掛けていく。遠い距離で飛ぶ後ろ回し蹴りを見せたヴァンザント、ここでハイアットが前に出て右ストレートを放つ。

接近戦では首相撲を狙うヴァンザントだが、ヒザ蹴りを繰り出す前にパンチを被弾して思うように攻めることはできない。蹴りでなくワンツーで前に出てきたヴァンザント、ハイアットのコーナーは「下がる必要はない」と指示を送る。その言葉に従い、ヴァンザントが前に出てきたところでワンツーで迎え撃つハイアットだが、ローから右を打ち込まれる。直後に右を返したハイアット、さらにワンツーから組んでバックへ。ヴァンザントが正面を向いて離れたところで初回が終わった。

2R、左の前蹴りで前に出たヴァンザント。首相撲にとれず距離を取り直す。と、続いて右の前蹴りと見せかけて、空中でスイッチし左ハイを決める。飛び二段蹴りでダウンを奪ったヴァンザントは、そのままパウンドの連打でTKO勝ち。自分の戦いができないなかで、飛び道具でフィニッシュ──持っている女振りを発揮した。

「少しダンスを入れてジャンプして戦って、KOできたの。私は強いパンチを持っているけど、それをあまり使わずに戦った。12月のサクラメント大会に出たい」とヴァンザントは語った。

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