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【Bellator160】動き続けた初回、ガス欠しなかったアンダーソンがアワッドを振り切る

<ライト級/5分3R>
デレック・アンダーソン(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
サヤッド・アワッド(米国)

大型ライト級のアンダーソンが、右フックを振るってプレッシャーをかける。アワッドも負けじと右を当てると、アンダーソンがバランスを崩す。すぐに試合はスタンドに戻り、アワッドが右ロー。アンダーソンは左ハイから右オーバーハンドを振るうも空振りに。直後にアワッドがワンツーを入れると、組み合いのなかでヒザを受けたアンダーソンが崩れる。

スクランブルの展開からバックに回ったアワッドは、アンダーソンが正対してくるとギロチンからダースチョークへ。背中をつけ、もう一度亀の態勢に戻ったアンダーソンに対し、アワッドが技を解いてがぶる。スタンドに戻った両者、アワッドが右をヒットしローを蹴り合う。

左ジャブを打ち合った直後にアワッドがテイクダウンに成功するも、アンダーソンが三角絞めを仕掛ける。足をすくってアングルを修正し、かつ左腕も極めに掛かったアンダーソンだが、ここは極めきれずオモプラッタへ移行する。そのままスイープしてトップを取り返したアンダーソン。ノンストップアクションの初回が終わった。

2R、アンダーソンが右ローから左ジャブ、左ローとここもプレッシャーをかけていく。右のオーバーハンドを振るったアンダーソンに対し、アワッドがローを返す。手数を増やすアンダーソンがワンツー、アワッドは右を空振りしヒザを繰り出す。右フックを入れたアンダーソンは、下がりながらも左を入れる。

アワッドはフックから組みつくも、アンダーソンがスプロールし左ジャブを伸ばしていく。それでもアワッドが組んでバックに回ってそのまま寝技に持ち込むが、自ら背中をついてグラウンドに移行した直後に胸を合わせたアンダーソンが逆にパス狙いからバックに。

両足をフックしRNCを仕掛けるアンダーソン。残り1分となり、アンダーソンの時間が続きアワッドはパンチを被弾し、RNCのディフェンスに手一杯の状況に。胸を合わせに来たアワッドのバックに張り続けたアンダーソンが2Rを取った。

最終回、ローからワンツーを伸ばすアンダーソンが、右オーバーハンドとやはり手数が多い。待ちの姿勢からカウンター狙いか、疲れたのか動きが少ないアワッドにジャブを当てていく。ローに左右のフックを合わせてラッシュを掛けたアワッドだったが、逆に右フックを被弾して動きを止める。細かいワンツーのアンダーソン、アワッドは右ロングを打ち返す。

前蹴りで距離を取り、アワッドの右ストレートをかわしたアンダーソン。フックの応酬のあと、右ロングを届かせる。さらに左アッパーから右ストレート、左ジャブと圧力を高めたアンダーソン。互いに息を切らしながら打撃の攻防を繰り広げる中で、アワッドが組んでケージにアンダーソンを押し込む。

体を入れ替えて離れたアンダーソンは、続くダブルレグにギロチン。これを抜かれると腕十字を仕掛ける。鉄槌を落とし、離れようとしたアワッドの足を取ってトップ奪取を狙ったアンダーソンは、そのままバックについてタイムアップを迎えた。

終盤の体力、手数、気持ちの勝負を制したアンダーソンが3-0 で判定勝ち。「少しでも早くタイトルに挑戦したい。グレードキャンプ、体調も良かったし減量も、水分値も問題なかった」と初回が終わっても動きが落ちなかった要因を語った。


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