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【WJJ Expo】初日。元祖ブラガ×改革者ミヤオ、スーパーファイト

JJ Expo

【写真】エスクデロ×ノヴァーは3年11ヵ月振りの再戦。ジョアオ・ミヤオと対戦するサミュエル・ブラガ。UFCファイターのナム・ファンはカイオ・テハを相手にどこまで戦うことができる (C)MMAPLANET

9~10日(土~日・現地時間)、カリフォルニア州ロングビーチにあるロングビーチ・コンヴェンションセンターにて、ヘンゾ・グレイシーが代表を務めるワールド柔術エキスポ(=世界柔術博覧会)が開催される。ブラジリアン柔術の歴史を振り返り、さらなる国際的発展を願って2日間で行われるこのイベントでは、数々のスーパーファイトが開催される。

Day01、大会初日の最注目カードは、サミュエル・ブラガvsジョアオ・ミヤオの一戦だ。ブラガは2008年柔術ライトフェザー級世界王者で、2010年は同門のパブロ・シウバに1位を譲ったが、メンデス兄弟に先んじて世界の舞台でベリンボロを使っていた選手としても知られている。特に2008年ムンジアルの決勝では、日本の吉岡大相手にベリンボロを仕掛けてアドヴァンテージを奪取して勝利しており、ブラガのベリンボロこそ日本柔術界の悲願を阻んだ技ともいえる。

対するミヤオ兄弟のジョアオンは、兄パウロとともにそのベリンボロにおける数々のヴァリエーションを生み出し、旋風を巻き起こしている選手。先月のADCC北京大会では座った状態から相手に肉迫し、内回りと外回りの仕掛けを駆使して攻撃を続けるそのスタイルで、ハファエル・メンデスら自分より大きい超一流グラップラーたちから一度もパスを許さなかった。いわば「元祖ベリンボロ」vs「ベリンボロの改革者」、ベリンボロ新旧対決ともいえるこの試合は、現在発表済のスーパーファイトの中では唯一ギありルールで行われる。ベリンボロが使い易いギありだからこそ、余計興味深い一戦だ。

またこの日は、UFCファイターとして知名度の高いナム・ファンが、軽量級の柔術世界王者カイオ・テハに挑むノーギの試合も組まれている。オクタゴンにおいてはボディブローの名手というイメージの強いファンだが、もともとは佐藤ルミナに憧れ、跳びつき三角絞めや足関節技を駆使し南カリフォルニアのグラップリング・シーンで活躍していた選手だ。下馬評はテハが圧倒的に有利、MMAを見ていてもその寝技はオールドスクールのファン。12月9日に水垣偉弥戦が決っているだけに、ケガなく乗り切って欲しい。

MMAファイター同士のノーギマッチとして、TUFシーズン8フィナーレの再戦エフライン・エスクデロ×フィリップ・ノヴァーも組まれている。両者とも早々にUFCをリリースされ、現在はBellatorなどに活躍の場を求めているが、ノヴァーはヘンゾ系のアカデミーに属しており、今回のリベンジ戦が組まれた可能性も高い。レスリング能力で上回るエスクデロのサブミッションはギロチン系が主なだけに、20分とタイムに加えポイント無しルールはいかにもノヴァーのためにお膳立てがされたマッチアップといえるだろう。

なお2日間にまたがり、マジッド・ヘイジ、ジャクソン・ソウザ、キット・デール、ジェームズ・プロポロスらが出場する黒帯グランプリ、トラヴィス・スティーブンス、ティモシー・スプリッグスらが参加する茶帯グランプリも開催される予定の柔術エキスポでは、さまざまな有名選手、師範によるセミナーやサイン会、各種展示も行われる。

FROM VALE TUDO TO MMA, 100 YEARS OF HISTORYその一環として、日本を代表する格闘技写真家の長尾迪氏と、ブラジルのMMAジャーナリストのマルセロ・アロンソによる写真展も開催される。UFC創世記から様々な名場面をフィルムに収めてきた長尾氏は、ブラジルのMMA大会を追い続けてきたアロンソと共著で豪華写真集“FROM VALE TUDO TO MMA, 100 YEARS OF HISTORY” (「ヴァーリ・トゥードからMMAへ。その100年史)を今年の初めに上梓。今回のイベントにおいて、この写真集を飾るさまざまな写真が、1月のブラジル・サンパウロ、5月の米国に続き展示されることとなる。

【写真】視覚でMMAの歴史を振り返ることができるFROM VALE TUDO TO MMA, 100 YEARS OF HISTORY

■ワールド柔術Expoスーパーファイト

【Day01】

<ノーギ/10分1R>
カイオ・テハ(ブラジル)
ナム・ファン (米国)

<ノーギ・サブミッションオンリー/20分1R>
エフレイン・エスクデロ(米国)
フィリップ・ノヴァー(米国)

<ノーギ/10分1R>
ラファエル・ロバトJr (米国)
TBA 

<道着/10分1R>
サミュエル・ブラガ(ブラジル)
ジョアオ・ミヤオ(ブラジル)

【Day02】

<ノーギ/10分1R>
ジェイク・シールズ(米国)
レアンドロ・ロ(ブラジル)

<ノーギ・サブミッションオンリー/20分1R>
パウロ・ミヤオ(ブラジル)
ジョン・フィッチ(米国)

<ノーギ/10分1R>
キーナン・コーネリアス(米国)
ルーカス・レイチ(ブラジル)

<ノーギ/10分1R>
ブルーノ・マルファシーニ(ブラジル)
ジェフ・グローバー(米国)

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