【Pancrase279】朱里、カレアーリに打撃戦を許さずフルマークの判定勝ち
<ストロー級/5分3R>
朱里(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ニコーレ・カレアーリ(ブラジル)
左ジャブを伸ばすカレアーリ、朱里は右ローを返す。カレアーリも右ローを見せるが、朱里が右を入れる。接近戦のなかで朱里はエルボーを被弾するが、組んでケージにカレアーリを押し込む。頭を抱えに来たカレアーリにボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪った朱里がハーフに。ケージを蹴って逃げようとしたカレアーリは、蹴り上げから立ち上がる。
残り2分、左を入れた朱里にカレアーリがワンツーを見せるが、捏ねているようなパンチに。右を伸ばして組み付いた朱里は、カレアーリの小外を潰してトップに。ローを入れる朱里に対し、ここでも蹴り上げから立ち上がったカレアーリが下がりながらパンチを当てたが、テイクダウンを許し10-9×3で初回を失った。
2R、朱里は右ロー、カレアーリも右ローを返す。左ローに右を合わせた朱里だが、カレアーリも右ストレートを伸ばしていく。カレアーリは荒いフックを振るうが、組まれてケージに押し込まれる。ここもボディロック&小外を決めた朱里がトップへ。朱里はパスガードを決めてサイド、カレアーリはケージを蹴るが態勢を変えることはできない。鉄槌を2発落としたところでラウンド終了となり、ここも朱里がジャッジ3者の支持を得た。
最終回、カレアーリのワンツーに朱里が右ローを合わせる。朱里は後ろ回し蹴りもこれは届かず、カレアーリが細かいワンツーを放つ。重い右ローを朱里が蹴りこみ、続いて左ロー。朱里は右を顔面に打ち込んで、上体が伸びてフックを振るうカレアーリを組んでテイクダウン。スタンドで待ち受けた朱里は、カレアーリの前進+連打に下がるシーンもあったが、すぐに組んでケージへ。離れた朱里にカレアーリが蹴りを交えてフックを放つが、朱里が右を返す。カレアーリはワンツーを入れるも、ここで朱里が組んでケージへカレアーリを押し込む。
体を入れ替えたカレアーリは、金網に追い込んで打撃を放つことなく間合いを取り直す。カレアーリのパンチを組んで潰し続けた朱里が、フルマークの判定勝ちを収めた。
「相手は若くて打撃もパワフルでした。自分の夢、次に向けて頑張っていきたい」と朱里は語った。