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【UFN91】デビュー戦の相手にアンダードッグだったヤヒーラが、肩固めで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
Def.1R4分19秒by肩固め
マット・ロペス(米国)

パンチを振るいながら前に出てローを入れたヤヒーラ。続いてワンツーを見せ、パンチで攻めるがロペスが右フックやアッパーを打ち込んでいく。組んだヤヒーラはボディロックから後方へテイクダウンを仕掛けたが、ワキを差していたロペスが上を取る。寝技に拘らずスタンドに戻ったロペスは左ミドルから右ストレート、構えを変えながらゴツゴツとしたパンチを繰り出す。

そのロペスの前進に右のカウンター、さらにローを入れたヤヒーラだったが、右ミドルに右を合わされてダウン。そのまま寝技でバックを取り、落ちながら腕十字を仕掛けたロペスをヤヒーラが前方に落としてサイドへ。ハーフからエルボーを落とすヤヒーラをリバーサルしたロペス。足関節の取り合いからスクランブルに転じると、ロペスが重いパンチを連打を入れる。ヤヒーラはトップを取り切ったもののラウンドを失った可能性が高い。

2R、ロペスが飛びヒザ、ヤヒーラは蹴り足を掴まれると引き込むようにガードを取り腕十字へ。抜かれてもオモプラッタ&足を取って股の間に頭を入れてトップを取ろうとしたが、ロペスが三角クラッチへ。サムアップし、大丈夫だとアピールしたヤヒーラが頭を抜いてサイドを取る。自らハーフに収まったヤヒーラはパンチ&エルボーを落とす。振りかぶった右のパンチで動きが止まったかに見えたロペスは、パンチを被弾しながら立ち上がりヤヒーラのわきを潜ってバックへ。

亀の状態でパンチを受けたヤヒーラは立ち上がって、低い姿勢からテイクダウンを決めて残り20秒で腕十字。ロペスはクラッチを離さずラウンド終了まで粘った。


3R、疲れが見えるヤヒーラだが、ここからの粘りが彼の真骨頂だ。組み付いたヤヒーラのテイクダウンに上手く反応しトップを取ったロペスは、下からの仕掛けに付き合わず立ち上がる。ヤヒーラはスタンドに戻り、即テイクダウンへ。ロペスはその勢いを生かしてトップを取ろうとしたが、ここはヤヒーラがバランスをキープしトップを取る。ハーフから右のパンチを落とすヤヒーラはケージを蹴るロペスから上四方を狙う。

ロペスは腕を伸ばし、足を戻すも立ち上がることができずブレイク狙いで抱えに掛かる。カンヌキのロペスをスラムしたヤヒーラがパス狙いからバックへ。ワンフックが浅く、ロペスは胸を合わせるも、すぐにヤヒーラがトップを取り返す。スクランブル戦を制したヤヒーラはマウントから肩固め、右側に体をスライドさせる。ロペスは苦し気な表情を浮かべてタップ。

8連勝、7試合でフィニッシュというレコードでUFCデビューを迎えたロペスに対し、アンダードッグだったヤヒーラは「無敗のグッドレスラーに勝てたグレートだ。いつもサブミッションを狙っている。僕も疲れていたけど、相手も疲れていた」と、その勝利を振り返った。

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